JR東海は18日、QRコードを使用してホーム可動柵の開閉を制御するシステムの対応車両を拡大するため、5月上旬(予定)から金山駅の中央本線上りホーム(2番線)で実証試験を実施すると発表した。315系(通勤型車両)と383系(特急車両)を使用して実証実験を行う。
同社はホーム上の安全性を一層高めるため、ホーム可動柵の整備を進めており、その開閉においてQRコードを使用し、制御するシステムを導入している。
現在、ドアが2枚扉となっている通勤型車両で、両扉に貼り付けたQRコードの相対距離を検知することにより、可動柵扉の開閉を連動させている。今後は対応車両を拡大し、ドアが1枚扉となっている特急車両でも可動柵扉の開閉を連動させるため、ドアと車体にQRコードを貼り付け、通勤型車両・特急車両ともにQRコードを検知できるか検証する。
降雨や太陽光の反射など、さまざまな屋外環境におけるQR検知用カメラの検知機能の確認、QR検知用カメラの適切な配置台数や位置の確認などもあわせて行うとのこと。試験開始は2025年5月上旬の予定。車両扉へのQRコードの貼付は4月21日から順次実施する。