「ライブハウスで歌いたくなった」Hump Back、命をつなぐ音がここに

3月23日(日)に開催された「ツタロックフェス2025」。Hump Backのライブレポートをお届けする。

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昨年5月、3人のメンバー全員が出産を終え、ライブ復帰に向けて準備を進めていることを発表したHump Backが初めてツタロックに登場。林萌々子(Vo&Gt)の〈明日が怖くなるほどに〉という大きなスケールの歌とギターだけが響いた後、林は「はじめましてツタロック! 歌おうぜ! 『LILLY』」と呼びかけた。たくさんの拳が上がる中、ぴか(Ba&Cho)はステージにごろごろと転がりながらベースを弾く。林が語りかけるように「夜は怖くないぞ どうしてかわかるかい? Hump Backがいるからだよ!」と告げた。

林が3人それぞれの名前とパートに加え「一児の母です」というワードを加えて自己紹介した後、「ロックンロールで子供食わしてます!」と叫んで喝采を浴びた。オーディエンスの一人に名前を教えてもらい、そのオーディエンスに贈った「拝啓、少年よ」。「愛だの恋だの分からないと歌っていた僕らが、今は母ちゃんになったんだぜ〜」と林が歌うと拍手が巻き起こった。

林が「出産を経てライブに戻ってこれたことがとても嬉しい」と伝えた。「毎日忘れたくないなって思って過ごす日々は初めてで、やっぱりライブハウスで歌いたくなって、今日みたいな日も前よりもずっと忘れたくないなって思います。ツタロック、今日をくれて本当にありがとうございます! 自分の命より長生きしてほしい命があるように、自分の命より長生きしてほしいなって思う曲」と言ってエレキギターをつま弾き、「きれいなもの」を奏でた。

「星丘公園」の演奏が終わった後、林が「ちょっとまだ時間あるからさ! ラスト、全員でおもろい大人になりませんか!?」と言って、急遽「番狂わせ」を追加。「残念なお知らせがあります。ライブハウスに来るヤツにまともなヤツはいませんから! 諦めておもろい大人になりましょう!」と言った後、〈おもろい大人になりたいわ!〉というシンガロングが響き渡った。さらにどでかいロックンロールを鳴らし始めたHump Backの新章にしばらくオーディエンスのざわめきが止まらなかった。

<イベント情報>

Vポイント presents ツタロックフェス2025 supported by ZOZOTOWN

2025年3月22日(土)23日(日)幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール

主催:CCCミュージックラボ(株)/ライブマスターズ(株)

企画:CCCミュージックラボ(株)

制作:ライブマスターズ(株)

運営:(株)ディスクガレージ

特別協賛:CCCMKホールディングス(株)/ 三井住友カード株式会社、株式会社ZOZO

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