2024年5月に乃木坂46を卒業して以降、ドラマや映画に引っ張りだこの山下美月。現在、ヒロインを務めるドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』が好評で、映画もW主演映画『山田くんとLv999の恋をする』(3月28日公開)や、『火喰鳥を、喰う』(10月3日公開)という話題作2本が待機中だ。そんな今の勢いを山下はどう感じているのか? 単独インタビューで率直な思いを聞いた。
3月1日には東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された「第40回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER」でランウェイを歩いた。TGC出演の感想を聞くと「ランウェイを歩くのは久しぶりでしたが、とても幸せな気持ちになりましたし、楽しく歩けました」と笑顔を見せる。
俳優として躍進が目覚ましい山下だが「ここ数年で、本当にいろんな役をやらせていただけて、すごくありがたいなと思っています。でも、自分自身はまだお芝居に自信が持てなくて。グループを卒業して1人になったので、これからもいろいろなことをやっていけたらいいなと思っています」と話す。
主演やヒロインを務めるプレッシャーについては「めっちゃくちゃあります!」と即答する。
「正直、まだ自分自身に力が足りていないのではないかなと日々感じていますが、いただけたお仕事ですので、やれるだけのことを100%でやっていきたいです。プレッシャーについては決して強いほうではなくて、けっこう考えてしまうというか、1人で悩んでしまうタイプで、あまり誰かと共有したりもしません。とにかく自分の中で前向きに変換できるよう、やっていく感じです」
昨年「乃木坂46」という肩書きを外してから俳優業に軸足を置き、次から次へとビッグウエーブに乗っている印象を受けるが、山下は「今の状況を全然冷静に見られていないかもしれないのですが、正直、不安はすごくあります。グループを卒業してからは自身の力でやっていくので、もっともっとスキルを磨かないといけないです」と気を引き締める。
乃木坂46時代の経験は、今の俳優業やタレント業にも大いに活かされていると言う山下。
「グループ時代は、歌う、踊ること以外に、いろんなバラエティ番組に出させていただきました。もともと私はすごい人見知りで、バラエティ番組だと“はじめまして”の方ともたくさんお話をするので、緊張してご迷惑もおかけしました。でも、そういう場所で鍛えていただけたので、今はバラエティ番組でも楽しんで自分の素をたくさん出せるようになりました。きっとお芝居だけをしていたらできないような経験もさせていただけたことで、こんなことをしたら恥ずかしいといった恥じらいがなくなって(笑)。その経験が人間として成長させてくれたというか、殻を忘れさせてくれことが大きかったなと思います」