元モーニング娘。でタレントの藤本美貴が11日、公式YouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ/藤本美貴』を更新。子供に物やお金の大切さを教えるためにやっていることを明かした。

「ありがたみがちょっと減ってきてる?」と危惧

藤本美貴

この日の人生相談では、2人の息子がいる30代女性のお悩みを紹介。相談者の実父は、息子にしょっちゅうおもちゃを買い与えるそうで、「常に大きなおもちゃを買ってくるので、置き場がない。これ以上買わないでほしいと伝えたが、俺のお金だからと聞く耳を持たない」と話し、「息子は、じいじに言えばおもちゃを買ってもらえるので、おもちゃに執着がなくなり、ありがたみもわからなくなってしまった。これから、どうしたらいいのか?」と切実な悩みを明かした。

藤本は、「じいじも買いたいから、かわいそうだよね」「じいじの優しさだからね」と孫をかわいがる実父の気持ちに寄り添いながら、「説明するしかないよね。その愛情は貯金してくださいって。学費とかで本当に必要になるときも、お願いするときもあるかもしれないし。じいじの老後のお金もね」とアドバイス。続けて、「一個買ってきたら、一個持って帰ってもらうのがいいんじゃない? もう置く場所がないんでって」と提案しつつ、「おじいちゃんおばあちゃんって、甘やかしてくれる特別な存在でもあるから。甘やかしてくれる人がいたっていいんじゃんとも思う」と本音を伝えた。

また、物やお金の大切さについて、「今の子って、物があふれすぎちゃって。昔みたいなありがたみって、ちょっと減ってきてるのかな?」と心配そうな表情を浮かべた藤本。多忙のため、買い物はネットで済ませることも多いとしながら、「欲しいと思ったら、ネットですぐポチれちゃうのも、私は最近イヤだなと思ってきて……」と吐露。「(子供が)ネットで欲しい物を探すのよ。これが欲しい! とかなって、ネットで探すんだけど。選びたくないのかな? って思うわけ」とこぼし、「今は電子になってたりするから。お金が減っていく感覚もなくなってるなと思う。どうしたらいいんだろうね?」と考え込んでいた。

そのため、子供たちには、欲しいものは自分のお金で買わせているそうで、藤本は、「買ってあげられるけど、あんまり大事にしなかったりするときもあるじゃん? 遊ぶけど、すぐに飽きちゃうみたいな」とその理由を明かし、「自分で買うと自分のお金が減ってるから、やらなきゃっていう気持ちになるかなと思って」と説明。子供のころの経験を振り返り、「紙幣が減っていく感覚あるじゃん。5枚あったのに、1枚しかなくなっちゃった。本当に欲しかったのかな? って思ったり。お財布スカスカだなとか」と話しつつ、「あの感覚はやっぱり味わわないと。お金が増えるとか減るとかは、電子じゃ感じられないよね」と自身の考えを語っていた。

【編集部MEMO】
藤本美貴が「新しい自分を発掘」すべく、色々なヒト・モノ・コトと出会い、好きなことを見つけ、やりたいことをやっていく様子を届ける目的で、2019年10月に開設したYouTube公式チャンネル『ハロー!ミキティ/藤本美貴』。4年前のブログでは、「17歳から芸能生活をしてきてありがたい事に守られた環境だったからこそ本当に知らないことや、やった事が沢山あったり…これから色んなYouTubeを通して経験して34歳から新しい藤本美貴を発掘できればいいなと思っています」と意気込みをつづっていた。最近は、視聴者の悩みに答える「ミキティ人生相談」のほか、夫・庄司智春(品川庄司)とのプライベート映像も人気を集めている。