お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が12日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を更新。日常生活に飽きてしまったときの対処法を明かした。

シチュエーションは「街中」「夕暮れ時」「安全な場所」

又吉直樹

「悩める30代に伝えておきたいこと」と出した動画で、「普段の日常生活に飽きてくるじゃないですけど。普通やなって思うとき、何も感じずにただただ過ごしてしまっているとき、たまにやるんですけど」と話しはじめた又吉。そのシチュエーションは、「街中」「夕暮れ時」「安全な場所」だそうで、「イヤホンして音を何も流さずに目を閉じて、自分が死んだと思う。自分は二度とあの生活には戻れないって、本気で思うんです」とその方法を紹介。続けて、「大きな力を持つ存在が、お前は頑張ったから一回だけお前が過ごしてた世界を見せてやろうって言ってもらえる」と話し、「目を開けてごらんって言われて、イヤホンを取って目を開ける」と説明した。

死んだと思って目を開けると、「夕暮れ時で歩いてる子供がいたり、自転車をこいでるおばちゃんがいたり。電線があって、空が夕焼け色してる」という光景が目の前に広がっており、「もう泣きそうになります。俺はこんな素晴らしい世界で生きてたのかって。すべてのものが奇跡に感じる」と吐露。「俺はまだこの世界で好きなことできるんや! って思うんですよ。そしたら全能感が。別にフラれたとか、仕事うまくいってへんとか、何でもええわと思って。十分やと思って、満足感が満たされる」と熱弁し、悩める30代に向け、「ぜひやっていただきたいですね」「安全な場所だけ確保してもらって。公園のベンチとかでやるのが、いいかもしれない」とオススメした。

また、「普段生きてたら、風通しが悪いというか。子供のころは、何見ても感動できてたはずが、いろんなことに対して俯瞰になってる。まあ、そんなもんやろとか、何も感じなくなってくる」と話し、「目詰まりしてる何かを洗えるような、そういう遊びなんです」と語った又吉。さらに、「これ、僕が独自で編み出したんですよ。キモいでしょ(笑)?」と照れくさそうにぶっちゃけながら、「一人でたまにやってるんですよ。めっちゃいいですよ」とアピールして締めくくっていた。

【編集部MEMO】
又吉直樹は、2020年6月にYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を開設。後輩たちを巻き込んだ企画や妄想解釈、作品レビューなどが好評で、チャンネル登録者数は47万人、累計再生数は7,000万回を超えている。