お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が12日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を更新。悩める30代に向けて、あるアドバイスを送った。

30代でやっておいたほうがいい“自分の歴史の整理”

又吉直樹

「悩める30代に伝えておきたいこと」と題した動画で、又吉は、「自分の歴史を整理する。これを30代で一回やっておくといいんじゃないかな」と助言。一つの方法として、「今日に至るまでの自分の物語が映画になったときに、エンディング曲は何がいいか考える」と話し、「めちゃくちゃカッコいい曲とか、めちゃくちゃいい曲をエンディングに置いたときに、俺の人生、その曲に見合ってるかな? とか思うんですよ」と説明。続けて、「こんなズルい自分がとか、この曲は無理だろみたいな。このズレが可視化される」とその理由を語った。

「この曲は合ってないかも……って思うとしたら、そのズレは何なんだろう? とか。そのズレを埋めるために、どうしたらいいのかを考える」「すごいマッチしてる! と思ったら、何の問題もない。あるいは、自分にすごく甘いか」と話した又吉。エンディング曲だけでなく、オープニング曲も考えると、「考え方が立体的になっていく」そうで、「(人生の)目標を掲げると、線でしか捉えられないから。でも、このやり方だとリアルに感じる」とも。そのため、悩める30代に向け、「これ、いいですよ。3~4人で集まって、自分の物語のエンディングを何にするか? ってしゃべるの面白いですよ」と自信を持って勧めていた。

また、自身もよく一人でお酒を飲みながら考えているそうで、「真逆なこともあって。誰とも戦わず我が道を行ったんやな~みたいに思われたいんですけど、嫉妬にあけくれてたみたいな。全然のらりくらりしてないなみたいな。自分の情けなさとかが見えてくる(笑)」と正直に吐露。現在考えている又吉のエンディング曲は、子供たちが歌う「怪獣のバラード」もしくは、ピアノを習いたての子供が弾く「エリーゼのために」だと明かし、「まだ未成熟で間違いもあるし、音もちょこちょこズレる。だけど、それなりになんとか完奏するみたいな。それだとちょうどいいぐらいかな? って」と語っていた。

視聴者からは、「待ってましたこのシリーズ!」「とっても勉強になりました」「めちゃくちゃ共感したw」「今後も楽しみです!」「ドンピシャすぎてとても嬉しい」など、さまざまな声が上がっている。

【編集部MEMO】
又吉直樹は、2020年6月にYouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』を開設。後輩たちを巻き込んだ企画や妄想解釈、作品レビューなどが好評で、チャンネル登録者数は47万人、累計再生数は7,000万回を超えている。