TBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜21:00～)の課外授業イベント「2限目～裏側から学ぶ～」が15日、都内で開催され、飯田和孝プロデューサー、宮崎陽平監督、生徒役の豊田裕大(宮澤涼役)、山下幸輝(冬木竜一郎役)が出席した。

  • 飯田和孝プロデューサー、豊田裕大、山下幸輝、宮崎陽平監督

    日曜劇場『御上先生』課外授業イベントに登場した飯田和孝プロデューサー、豊田裕大、山下幸輝、宮崎陽平監督(左から)

本作は、東大卒の文科省のエリート官僚である御上孝(松坂桃李)が、ある私立高校の教師になり、権力に侵された日本教育を現場からぶち壊していこうと、生徒たちと向き合う姿を描く物語。

皮肉屋で理屈っぽい性格でつい正論を言ってしまう、クラスでは目立たないが発言力がある冬木を演じる山下。そして要領の悪いことが嫌いで、正義感があり、自分の思ったことをハッキリと言うタイプの宮澤を演じる豊田。

この2人は明日16日放送の第5話のテーマとなるビジネスプロジェクトコンクール(ビジコン)で大きな見せ場がある。豊田は「約1000人というエキストラさんがいるなか、すごく大変な撮影でした」と振り返り、山下も「達成感がすごかった。とてもいい一日でした」と笑顔。

飯田プロデューサーが、第5話の撮影前に山下に対して「冬木で泣きたい。頼む」と託したことを明かすと、山下は「この言葉がいいプレッシャーになりました。いつも飯田さんは素敵な言葉をくださるのですが『頭はクールに、心は熱く』と書いてくれたことがあり、その言葉が冬木を作るうえで助けになりました」と感謝を述べた。

山下と豊田は現場で時間を共にすることが多いそうで、山下が「裕大くんはすごく芝居について考えていて、僕も裕大くんのように向き合わなければと思えるんです」と影響を受けていることを明かすと、豊田も「山下くんの現場の居方が素敵。誰よりもお芝居に集中しているのが分かるので、見習うことが多いです」と互いに大きな刺激を受ける存在であるようだ。

この日は、劇中生徒たちがつけている小物へのこだわりや、教室の生徒たちの席順の決め方など、ディープな話が飯田プロデューサーや宮崎ディレクターから語られるなど、タイトル通り「裏話」が満載。特に本作の主題歌がONE OK ROCKの新曲「Puppets Can’t Control You」が、山下や豊田ら生徒たちにも知らされていなかったという裏話も披露された。

生徒たちが真剣に役に向き合い、作品に取り組む「すごくリスペクトできる現場」と語った山下と豊田。山下が「今の教育が抱える問題をまだ大人になり切れていない29人の生徒たちが一人ずつ考えて答えを出していく姿を見てほしい」と語ると、豊田も「御上先生の授業は、早く受ければ受けるほどいいと思うので、多くの人に観ていただき、自分たちの行動のきっかけになってくれれば」と作品に込めたメッセージを伝えていた。