2006年に1歳で芸能界デビューし、20歳の今、俳優業のみならず、日本テレビ系情報番組『ZIP!』の木曜パーソナリティーやゴルフ番組など、幅広く活躍している鈴木福。ドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』(2月7日公開)では、主人公の最新型アシスト・ロボットのロズに育てられ成長していく雁(ガン)・キラリの吹き替え声優を務めた。鈴木にインタビューし、キラリを演じた感想や今の仕事に対する思い、大学生活との両立など話を聞いた。

  • 鈴木福

    鈴木福 撮影:蔦野裕

本作は、野生の島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズが、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく物語。ロズは、キツネのチャッカリとオポッサムのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうちに心が芽生え、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。

――『野生の島のロズ』の魅力をどのように感じましたか?

「すごく素敵な作品だな」というのが最初の印象です。ハートフルなだけではなく、ちょっとハラハラする場面もあったり、ロボットの奥にいる人間対動物、そしてロズみたいな構図が生まれたり、キラリの成長もすごく素敵な描かれ方をしているなと思いました。

――キラリを演じる際に心がけたことや苦労したことを教えてください。

フレッシュさやかわいらしさが出てほしいなと思って演じました。ロボットに育てられたということで、普通では話さない言葉をしゃべったり、「ガチャ」みたいな操作音も言葉で言ったり、それが難しかったです。

――キラリとご自身の共通点はありますか?

前向きでポジティブというのは似ているかなと。嫌なことあっても、「エイッ!」って進んだら進めるみたいなところは近いと思います。

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――キラリから学んだことがありましたら教えてください。

彼は本当にポジティブで強い精神力を持っているなと思うし、人と違うことを受け入れる心の広さがすごくいいなと思います。ひたむきに頑張れる力も持っていて、もし人間だったら本当に尊敬するし、なんてパワーのある人なんだろうと思うキャラクターです。

――キラリのように何か挑戦したいことは?

自動車の運転免許取得に挑戦したいと思っています。俳優としては、体を動かすのが好きなので、アクションができたらかっこいいなという思いがあって、トレーニングを積んでいきたいです。そして、どんな役にもチャレンジしていきたいという気持ちもあるので、何でもやっていきたいです。

――活躍の幅が広がっていますが、俳優業への思いをお聞かせください。

僕の活動のメインで、“俳優”としてやっていきたいので、それに恥じぬように精一杯やっていきたいです。

――俳優業のやりがいをどのように感じていますか?

僕はたぶん、俳優という職業にずっと憧れているんだと思います。自分がここまでやれてきたというのもあるし、いろんな先輩たちに憧れて「すごいな」「素敵だな」「ああなりたいな」と思えているのが一番大きいのかなと。

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――特に憧れていたり、影響を受けたりしている方を教えてください。

ずっと憧れの人としてお話させてもらっているのが亀梨和也さんで、亀梨さんとは共演もさせてもらって人柄も知っていて、こんな人になりたいなと思っています。星野源さんもすごく好きで、お会いしたことはないんですけど、とてもファンで、星野源さんから勇気や元気など、たくさんパワーをいただいています。

――亀梨さんと星野さんのどんなところに惹かれているのでしょうか。

亀梨さんのかっこよさにずっと憧れていて、今でもYouTubeの撮影に呼んでくれてご一緒することがありますが、かっこいいなと。周りのことを考えていろいろ計画してくれたり、お芝居もいろいろな作品に出られていて、素敵だなと思います。星野源さんは音楽も好きですし、書かれる文章も好きですし、出演されている作品も好きです。尊敬する先輩はたくさんいて、挙げ出すときりがないです。