こども家庭庁では、日本の未婚化や晩産化が進み、少子化が深刻な社会的課題となる中、不妊症や不育症に悩む夫婦やパートナーが安心して不妊治療に取り組める環境づくりを目指している。

その一環として、「ふたりで、いっしょに。みんなで、いっしょに。」をコンセプトに掲げ、パートナー同士が協力し合って治療に取り組むきっかけを提供するとともに、社会全体で不妊症や不育症への理解を深める機会を提供するため、2025年2月22日(土)に、ZOOM配信にて「不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」を開催する。

近年、一般不妊治療や生殖補助医療が公的医療保険の適用範囲に拡大し、不妊治療に対する経済的負担が軽減されるなど、治療を受けやすい環境づくりが進んでいる。また、社員の不妊治療を支援する企業が増え、社会全体で不妊治療をサポートする動きが広がりつつある。

しかし、不妊治療や妊活は依然として多くの当事者が孤独や不安を抱えやすい課題であり、職場や家庭、社会全体でさらなる理解と支援が求められている。不妊症や不育症に関する知識や経験を共有し、当事者と社会全体がともに支え合う未来を描くため、本フォーラムを開催する、とのこと。

本フォーラムでは、妊活を経て妊娠・出産された安田美沙子さんをゲストに迎え、亀田IVFクリニック幕張院長の川井清考先生や、生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)の平山史朗先生が登壇し、それぞれの立場から経験談や専門的な知識、精神的なケアに関するトークを行う予定だ。

フォーラム開催時間に視聴URLにアクセスすることで視聴可能だが、フォーラム前日のリマインドメールを希望される方は、「事前リマインドメールお申込みURL」より申し込んでおくと、リマインドメールが送付されるとのこと。

「不妊症・不育症のこと オンラインフォーラム」開催概要

開催日:2025年2月22日(土)
会場:オンライン(ZOOM配信)
実施時間:12:00~13:30
内容:オープニング / 有識者講演 / トークセッション / クロージング
登壇者:
安田美沙子さん
亀田IVFクリニック幕張院長 川井清考先生
生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士) 平山史朗先生
フリーアナウンサー 登坂淳一さん(MC)
スケジュール:
12:00 オープニング
12:02 有識者講演① <川井清考先生>「不妊治療のいま」 12:22 有識者講演② <平山史朗先生>「不妊治療中に生じるストレスとの向き合い方」 12:47 トークセッション 「不妊治療に関する安田美沙子さんの経験談など」 13:30 終了
※時間・内容は変更となる可能性がある。

登壇者紹介

安田美沙子さん(タレント)

1982年生まれ、京都府出身。2児の母。タレント活動の傍ら、ランナーとしてイベントなどにも積極的に出演し、幅広く活動している。また、日本の伝統技術とコラボレーションしたブランド「four o five」でCEOを務める。食育インストラクター、健康食フードコーディネーター、ランニングアドバイザーの資格も取得している。

登坂淳一さん(フリーアナウンサー)

東京都出身。NHKに入局後、アナウンサーとして数々の報道番組を担当し、「麿(まろ)」の愛称で親しまれる。フリーに転向後は、ニュース番組やバラエティー番組などジャンルを問わず活躍。不妊治療を経て2021年4月に第一子、2022年5月に第二子が誕生。

川井清考先生(不妊治療専門医・産婦人科医)

旭川医科大学医学部卒業。2019年より現職。日本産科婦人科学会専門医、生殖医療専門医。エビデンスに基づいた、わかりやすく丁寧な診療で信頼を集めている。最新刊に『ヨム!妊活〜私たち、妊娠できる?編』(主婦の友社)がある。

平山史朗先生(生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士))

東京HARTクリニックなどで、不妊当事者や家族への心理カウンセリングに従事。日本生殖心理学会副理事長。著書に『妊活に疲れたら読む本』(主婦の友社)がある。