視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(1月13日~19日)を発表した。

  • 萩本欽一(左)と香取慎吾

    萩本欽一(左)と香取慎吾

生活に密着した共感呼ぶ番組に幅広い支持

この週でコア視聴層1位に輝いたのは『ダーウィンが来た!』(NHK)。「なんだこりゃ!!タラバガニ 巨大ピラミッドの謎」と題し、北海道の海に数千匹のタラバガニが集まり巨大ピラミッドを形成する現象を科学の力で解き明かした。AI搭載の水中ロボットや音響探査システムを駆使した調査は、視聴者の知的好奇心を強く刺激した。

個人全体では2位に『サラメシ』(NHK)がランクインし、働く人々の日常にスポットを当てた内容が引き続き高い評価を得ている。また、『ポツンと一軒家』(ABCテレビ・テレビ朝日系)もランクインしており、人々の生活に密着し、親しみやすさと共感を呼ぶ番組が視聴者から幅広い支持を集めたことがランキング結果に反映された週となった。

  • コア視聴層ランキング

  • 個人全体ランキング

水野裕子の活躍に「涙が出た」

コア視聴層、個人全体ともに3位と、高い注目度を示したのは、7年ぶりに復活を遂げた『KUNOICHI2025』(TBS)。往年の人気番組の復活に、多くの視聴者の視線が注がれた。

五輪メダリストである金城梨紗子や、トランポリンの森ひかるといったトップアスリートの出場は、番組の注目度を大きく引き上げた。さらに、乃木坂46・松尾美佑の挑戦は、これまで番組になじみのなかった層にも新鮮な印象を与えたといえる。

また、近代五種の才藤歩夢の華麗な動きも話題を呼び、ネット上では「美しい」という声が続出。「スクリュードライバー」や「フィッシュボーン」などの難関エリアをクリアする姿は、まさに視聴者をくぎづけにした。

特に視聴者の心をつかんだのは、過去のファイナリストである水野裕子だろう。19年ぶりとなる1stステージクリアの瞬間は、感動を呼び、番組公式X(Twitter)でもその様子が伝えられた。視聴者からは「レジェンドの水野さんが出た時は鳥肌が立ちました」「涙が出た」といったコメントが相次ぎ、大きな反響があった。

放送後、SNSでは「昔のSASUKEの良いところを残しつつ、今風にアップデートされていた」という好意的な意見が見られるなど、新たな視聴者層も取り込み、番組の注目度の高さを改めて証明する結果となった。