ノマドマーケティングは、「ポリアモリーに関する意識調査」結果を1月15日に発表した。同調査は2024年12月5日~2024年12月5日の期間、全国の20歳~59歳以下の男女3,000人を対象にインターネットを用いて行われた。
関係者全員の同意を得たうえで複数のパートナーと関係を結ぶ「ポリアモリー(複数恋愛)」が何かを知っているか聞いたところ、「知っている」と回答したのは、302人(10.1%)となり、認知度は全体の1割ほどだった。
男女別に見ると、大きな差は見られなかったものの、ポリアモリーを知っているのは男性の方が多い結果になった。
また、年代別では、男女ともにポリアモリーを知っていると回答した人が最も多かったのは40代だった。女性は若い年代の方がポリアモリーを知っている割合が多かった。
「ポリアモリー」について、どのようなイメージを持つかどうか尋ねたところ、「理解できない」「自分には無理だと思う」など、ネガティブなイメージが大きく票を集めた一方で、「全員が幸せならいいと思う」「同意を得ているならいいと思う」と、当事者への理解を示す回答も一定数数票を集めた。
男女別で見ると、男性はポリアモリーに対してポジティブな感情を抱く人が多かった一方、女性は嫌悪感があらわになった。
もし、自分のパートナーから「ポリアモリーだ」とカミングアウトされたらどうするか聞いたところ、「問題なく受け入れて関係を続ける」と回答したのは1割未満。一方、「受け入れられないので別れる」と回答したのは5割だった。
男女別で見ると、「問題なく受け入れて関係を続ける」と回答した人は、男性が女性の倍以上に。一方、「受け入れられないので別れる」と回答した人は、女性の方が上回る結果だった。
年齢別では、男性の場合、「受け入れられないので別れる」と回答した割合がもっとも高かったのは20代、30代以降は「問題なく受け入れて関係を続ける」の回答割合が上がる結果に。
ポリアモリーという考え方を受け入れられない人は一定数いるものの、関係を続ける・別れないという選択をした人が多くなった。一方で、女性は年代が上がるほど「別れる」を選択する人が増える結果に。若い世代の方が「受け入れようと努力する」姿勢が見えたという。