バイエルンに所属するドイツ代表FWレロイ・サネが自身の去就について言及した。20日、ドイツ紙『ビルト』が同選手のコメントを伝えている。
現在28歳のサネはシャルケの下部組織出身で、2013-14シーズン途中にトップチームデビューを飾った。2016年夏にマンチェスター・シティへのステップアップを果たし、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で合計7つのタイトルを獲得。2020年夏にはバイエルンへ完全移籍すると、ここまで公式戦通算186試合出場51ゴール45アシストをマークしている。
在籍5年目となる今シーズンもここまで11試合出場3ゴールを記録しているサネ。バイエルンでも主力として多くのタイトル獲得に貢献してきた同選手だが、今夏に就任したヴァンサン・コンパニ監督の下では出場機会が減少中だ。
現行契約が2025年6月末で満了を迎えるサネに対しては、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドによる関心が噂されている。バイエルンも契約延長を目指しているものの、新契約締結にはサネによる減俸の受け入れが必要な模様。ブンデスリーガを代表するアタッカーの去就に大きな注目が集まっている。
そんななか、『ビルト』のインタビューに応じたサネが自身の将来について言及。「とても快適に感じているよ。コンパニ、マックス・エバール(スポーツ部門取締役)、クリストフ・フロイント(スポーツディレクター)との話し合いはとてもうまくいっているし、信頼もしている」と指揮官やクラブ上層部との良好な関係性を強調した。
一方、「だからこそ今はバイエルンのことだけを考えているんだ」と述べつつ、「他のことは今後数週間、数カ月のうちに考えることになるだろう」と発言。「僕にとって重要なのは、僕がバイエルンの計画の重要な一部であるということであり、この役割を確認したいんだ」と説明しつつ、「どれだけ稼ぐかは僕の最優先事項ではない。正直なところ、そんなことはまったく考えていない」と金銭面は問題視していないと主張している。