ナポリに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアに対し、複数のメガクラブが関心を寄せているようだ。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
現在23歳のクヴァラツヘリアは母国のディナモ・トビリシの下部組織出身で、2017年9月にトップチーム昇格を果たした。その後はロシアのロコモティフ・モスクワやルビン・カザンなどを経て2022年夏にナポリへ加入し、ここまで公式戦通算102試合の出場で30ゴール28アシストをマーク。2022-23シーズンのセリエAでは12ゴール13アシストを記録し、MVPを受賞するとともにチームの優勝に大きく貢献した。
今シーズンより指揮を執るアントニオ・コンテ監督の下でも攻撃の中心とした存在感を放っているクヴァラツヘリア。ナポリは他クラブへの流出を避けるべく、2027年6月末までとなっている契約期間の延長に向けて交渉を行なっていることが明らかになっている。
先日には契約延長交渉で「前向きな兆し」が見られたとも伝えられていたが、現在も複数のメガクラブが獲得に興味を示しているようだ。今回の報道によると、バルセロナとパリ・サンジェルマン(PSG)の2クラブがとりわけ強い関心を寄せているとのこと。ウイング(WG)の補強を望んでいるバルセロナは、アスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズとともに動向を注視。また、PSGは今夏の移籍市場に続いて獲得に再挑戦する可能性があるという。
なお、クヴァラツヘリア側はナポリに対し、大幅な昇給と8000万ユーロ(約131億円)程度の契約解除条項を設けることを要求しているという。