アル・アハリに所属する元U-21スペイン代表MFガブリ・ベイガが、古巣であるセルタへの復帰願望を明かした。14日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』や『アス』が同国ラジオ局『ラディオ・ガレガ』でのインタビューを引用して伝えている。
現在22歳のベイガは、スペインの名門セルタのカンテラ育ち。2023年1月に正式な形でトップチームへと昇格を果たすと、1年目から公式戦39試合出場11得点4アシストを記録した。“セルタの宝石”と呼ばれた若き才能には、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなど多くのビッグクラブが注目。ステップアップが期待されたなか、昨年8月にアル・アハリと3年契約を締結してサウジアラビアへ渡った。
類稀な才能を持ちながら若くしてサウジアラビアへの移籍を決断したことで、これまで多くのファンやメディアから批判を受けてきたベイガ。元ドイツ代表MFトニ・クロース氏からも「恥ずかしい」と苦言を呈された同選手だが、本人は今年1月に「全員を喜ばせるためにここにいるわけじゃない」と一部の批判へ反論していた。
そんななか、今回のインタビューでは自らの胸中を赤裸々に告白。「最初の瞬間から、ホームシックになりそうな気持ちがずっと続いている」と古巣セルタへの愛情を口に。「彼ら(セルタ)が18時に試合をするとき、僕はトレーニングセッションを受けなければならない。いつでもセルタを観戦したいのに、とてもフラストレーションが溜まる」と述べつつ、「僕の人生のチームなんだ。セルタは僕にとって遠く離れた家族だけど、ベストなチームとしてずっとあり続ける。セルタに戻ることを僕は願っている」と語った。
今季はサウジアラビアの地で公式戦16試合出場4ゴール1アシストを記録しているベイガだが、将来的な古巣復帰は実現するのだろうか。