日本テレビは10日、ミステリー漫画『相続探偵』を実写ドラマとして放送することを発表した。来年1月にスタートする。
講談社『イブニング』で2021年から連載され、コアなファンを持つ『相続探偵』は、『SPEC』シリーズを手がけた脚本家・西荻弓絵氏による相続ミステリー漫画。作画は繊細で美しい描写が特徴の幾田羊氏が手がけ、相続問題に特化するという新しい切り口で、コミカルかつ斬新な視点から迫り、多くの読者を魅了した。
主人公は、元弁護士でワケありの経歴を持つ遺産相続専門探偵・灰江七生(はいえなお)。クセが強めな人物ながら、高い知性を武器に、個性豊かな仲間たちと協力して複雑な相続問題に挑む。遺産をめぐる家族の葛藤や、隠された真実を、故人の遺志を尊重しながら、鮮やかな推理で痛快に解き明かす展開が見どころの作品となっている。
今回、原作コミックスの表紙を模したビジュアルを公開。 しかし、その主演俳優の顔は遺言書により巧みに隠されている。主人公を演じるのは一体誰なのか……正体は、12日に発表される。
【編集部MEMO】
日本テレビは7月、ドラマ制作における指針を策定。「漫画や小説などを原作として映像化する際には、原作を尊重し、その世界観をより深く理解するよう努めます。その上で、原作者と対面またはオンラインで直接会話するなどして、丁寧に時間をかけてコミュニケーションを取るよう努め、ドラマ制作にあたっての方向性や具体的な表現手法に関する相互理解を深めます」としている。