オーディオストリーミングサービス・Spotifyは28日、3月から一部の国と地域で展開しているミュージックビデオのベータ版を、新たに日本を含む85の国と地域のプレミアムユーザーを対象に提供を開始した。

  • Spotifyがミュージックビデオの提供を開始

これにより、ユーザーは新たな音楽との出会いがさらに広がることに。ミュージックビデオをきっかけに見つけたお気に入りの音楽は、リピート再生や保存、シェアを促進することも判明している。

これまでにベータ版を展開してきた国と地域では、ミュージックビデオを視聴したユーザーの1週間以内の再生率は約34%高く、お気に入り追加や共有も約24%増加。さらに、ミュージックビデオは新たな出会いを生み出すだけでなく、アーティストとファンの距離をより近いものにし、そのつながりをより長期的なものにすることが期待されている。

なお、楽曲の再生画面では、いつでもワンタップでオーディオとビデオを切り替えることが可能。新たに追加されたミュージックビデオや、直近で保存した楽曲のミュージックビデオに関する通知も受け取ることができる。ミュージックビデオの対象となる楽曲は今後も拡大し、Spotifyプレミアムユーザーは数週間かけて、Spotify上でミュージックビデオを順次視聴できるようになる予定だ。

スポティファイジャパン 音楽事業部門 統括 大西響太氏コメント

Spotifyには、個人最適化されたリスニング体験やプレイリストを通じて新たなアーティストとの出会いを創出するだけでなく、出会ったアーティストへの興味を深められる仕掛けが多く揃っています。今回、アーティストの世界観が詰まったミュージックビデオがSpotify上で楽しめるようになることで、これまで以上にユーザーの音楽体験を充実させると同時に、アーティストにとってもリスナーとのエンゲージメントを高める存在になることを期待しています。