ウルグアイ代表のマルセロ・ビエルサ[写真]=Getty images

 ウルグアイ代表のマルセロ・ビエルサ監督が、11日に行われた北中米ワールドカップ2025予選のペルー戦後のインタビューにて、先日ルイス・スアレス(インテル・マイアミ)が地元メディアでビエルサ監督を批判したことに対してコメントをした。12日、地元メディア『Montevideo Portal』が伝えている。

 事の発端は今月の3日、スアレスがウルグアイメディアのインタビューで、選手によって扱いを変えていることや、監督が選手に対して挨拶を返してくれないといったことを例に挙げながら「選手達はもう限界で、爆発してしまうよ」とビエルサ監督の厳しい管理に対して批判をし、チームに不和が生じていることを明かしたことから始まった。

 この発言は注目を集め、大きな騒動に発展。ウルグアイサッカー協会(AUF)は、役員と選手らと会議を開き、翌日には監督と中心選手らとの話し合いの場を設けた。

 そして、ビエルサ監督は0-1で敗れたペルー戦後のインタビューにて、公の場で初めて本件に対して口を開いた。指揮官は「(スアレスの発言は)今日の試合で敗れたこととは関係ない」と主張。一方で、「無視をするつもりなはい。私の権威に影響があることは理解している」と、代表監督としての威厳に影響が出ていることについては認めた。

 協会・選手との話し合いの内容については「会議の内容について明かすつもりはない。このような問題では詳しく説明する必要があるかもしれないが、私はそれは好まない。しかし、私がウルグアイ代表を率いているということは評価されているということ。それだけは確かだ」と締めくくった。

 ウルグアイ代表は10月16日に北中米ワールドカップ2025予選エクアドル代表戦をホームで迎える。