今年4月に第1子となる女児を出産したフリーアナウンサーの鷲見玲奈。産休を経て9月より仕事に復帰した鷲見が、母となった今の心境をはじめ、仕事や子育てへの向き合い方、そして今後の展望について、あふれる思いを語ってくれた。

  • 鷲見玲奈

    鷲見玲奈

産休が明けたのは9月7日だったが、いきなりフル稼働な1日となった。朝、日本テレビ系情報番組『ズームイン!! サタデー』で総合司会に復帰し、さらに同日、さいたまスーパーアリーナで開催された「第39回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER」(TGC)でMCを務めた鷲見。TGCの途中で鷲見を直撃すると「TGCの時はいつもこの流れです。復帰のタイミングが長丁場の1日となり、少し不安もあったのですが、テンションで乗り切れそうな感じなので、この後も頑張りたいと思います」といつもの明るい笑顔を見せた。

髪もショートヘアにイメージチェンジした鷲見。

「“時短”のために思い切りました(笑)。子育てをしていると、いかに早く髪の毛を乾かして子供のところに行くかという感じなので、10年ぶりくらいにバッサリとショートにしてみました。本当に楽ちんで、もう戻れないです」

出産後も抜群のプロポーションを保っている鷲見は、人知れず努力も惜しまない。

「なるべく早く体重を戻したかったので、食事は気をつけましたし、産後は骨盤の歪みが気になっていたので、骨盤矯正もしました。また、子供を抱っこするようになって、今は二の腕がどんどん腕が太くなっていくことを実感しているので、もう少し頑張って絞ろうと思っています」

半年間の産休を経て、久々に現場に入った鷲見は「復帰すると、こうしてお仕事をもらえていることは当たり前じゃない環境だと改めて感じます。また、自分が仕事をするために、多くの方にサポートをしていただいて本当にありがたいなと感じるので、そんな支えてくださる人たちをもっともっと大事にしていきたいとも思いました。現場に子供を連れてお仕事させていただくこともあるのですが、そういう環境にいられること自体に感謝しつつ、より頑張らないと! という気持ちになっています。働くことはすごく楽しいことだという点も再認識できました」と述懐。

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包容力がアップ「どんな人も誰かの子供なんだなと思うと…」

出産後の心境の変化について聞くと「人に優しくなれることが以前より増えたかもしれないです。自分のキャパシティが広がったというか。子供を育てていると、しょうがないなと思うことが増えていくので、そういうところが気持ちの余裕みたいなものにつながっていくのかなと。また、どんな人も誰かの子供なんだなと思うと、ちょっとイライラすることがあっても許せるというマインドになった気がします」と包容力がアップしたようだ。

子育てにおいて大切にしていることは「なるべく子供には笑顔で接すること」だと言う。

「もちろん常にそうあるというのは無理だと思いますが、なるべくそういう母親でいたいなとは思っています。自分の母も、あまり怒っていたような印象はないんです。今でも母はふわっとしていますが、私もそんな風にいられたらなと」

そして、子育ては「めちゃくちゃ楽しいです」と言い、「もともと子供が大好きで、中学校の時には、幼稚園の先生になりたくて幼稚園へ研修にも行きました。とはいえ、育てるとなると大変なことも多いですし、産む前は、ずっとかわいいと思って育てられるのかなと不安になることもあったんです。ですが、産んでみたら、もうかわいすぎてしょうがない。想像の何倍もかわいくて、自分が産んだのですが、再吸収したいぐらいかわいいです」と笑う。

さらに、「疲れていても子供を見ると疲れが取れます。そういうことは、産前からよく聞いていたのですが、本当にそうだなと。また、『ちょっとホッと一息、ケーキを食べながらお茶を飲む時間が1日の楽しみです』と書いてある記事を見て、『え? そんな小さなことが楽しみなの?』と思っていたのですが、今ならめちゃくちゃ共感できます。むしろ、これまでの楽しい時間以上に癒やされるというか。時間の使い方自体が変わって、毎日ちゃんと生きてるなって思えるんです」と語った。