ヤクルトの青木宣親選手(42)が13日、今季限りで現役を引退すること発表した。
青木は早稲田大から2003年ドラフト4位でヤクルトに入団。2年目の2005年には、打率.344で首位打者、さらにはシーズン200安打を達成し、新人王を獲得。11年オフにブルワーズへ移籍し、計7球団を渡り歩きメジャーで通算759試合に出場。18年にヤクルトへ復帰すると、21年にはチームの日本一に貢献した。
現役引退を発表した青木宣親について、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は「一緒にプレーさせてもらいましたけど、彼がいることによって絶対塁に出て、ホームに還ってきてくれるんですよ。ほんとにピッチャーとしては楽でしたね。あとは頭部にデッドボールが当たったりして、脳震盪も何度かあったと思うんですよ。それだけ踏み込んで、小さい体をフルに使ってプレーしていたタイプなので、怪我の苦労もあったと思うんですけど、素晴らしい成績を残しましたよね」と話すと、
続けて「印象的だったのは、彼がルーキーだった2004年に2軍で長い時間を一緒に過ごしたんですけど、『野球って難しいですよ』って言いながら、バッティングマシンからボールが出てくる穴にずっと打ち返したんですよ。なかなか連続で入らないと言いながら、7球くらい連続で入れてるんですよ。これだけのバッティングコントロールを持ちながら、ずっと室内で打ち続けていたのが印象的でしたね」と当時の思い出を振り返った。
同番組に出演した谷繁元信氏は「正直、かなり嫌なバッターでしたよ。ヒット数が多くて、安打製造機と言われてますけど、スイングが物凄く強いんですよ。ツボに入れば一発もあったし、詰まりながらもヒットを打てるし、詰まることをあんまり嫌がらないバッターでしたね。でも弱点がインサイドにあったので、かなり攻めた記憶がありますね」と捕手目線での当時の対戦経験についてコメントした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』