黒霧の“個性”「ワープゲート」によって、トゥワイスに変身したトガヒミコが無限増殖“サッドマンズデスパレード”で各地に現れる。地上を埋め尽くしていく分身トゥワイスの姿に絶望するヒーローたち。雄英にも現れた分身トゥワイスは物間寧人と相澤消太を襲い、死柄木弔に対する「抹消」が解かれてしまう! 「崩壊」を止める術がなくなった状況で、スケプティックによりシステムがハッキングされ、落下し始める雄英。死柄木の人格も顕在化し、雄英が地に落ちれば世界が破壊されてしまう。緑谷出久(デク)が思考を巡らせる中、かつて彼が戦った者たちの声がこだまする……というストーリー。
死柄木が逃げないよう黒霧の様子を注視し、危機に瀕した雄英と仲間たちを助ける方法を考えるデク。やらなければいけないことが増える中、身体は“個性”の反動が出て動けなくなっていた。
パンクしそうなデクの耳に届いたのは、「空気がトランポリンのようになって雄英を支えている」という情報だった。その“個性”の持ち主に気が付いたデクは目に涙を浮かべる。しかし、死柄木を止めることはできない。まだ動けずにいるデクの目の前で、全てを壊そうと死柄木の手が地面に伸ばされていく。その手を止めたのは、外から飛んできた一発の弾丸だった。
雄英を支えたジェントル・クリミナル、スケプティックから制御権を取り戻したラブラバ、そして弾丸はレディ・ナガンが放ったものだ。三人は、デクに救われたことのある元・敵<ヴィラン>。多くの視聴者の印象に残っていたものの、捕まった後、どのように過ごしていたのかはデクも視聴者も知るすべがなかった。ヒーロー側として突然現れた三人に、SNS上は「ジェントルとラブラバだ!」「ここで出てくるのは熱すぎる!」「ナガンもいたー!」と大盛り上がりだった。
援軍の登場により、戦いはどのように変化するのか? 多くの視聴者が固唾を呑んで見守っている。