石原:「大人もしんどい」の授業(放送)をお届けいたします。生徒のみんなの普通を受け止める、「Saucy LOCKS!」のメイン授業「普通にしんどい」の大人バージョンです。大人だけど、今ちょっとしんどいなと思っている生徒と話をしていきます。
<リスナーからのメッセージ>
私には14歳、中学2年生の息子がいます。最近は話しかけても無視をされたり避けられたり、ドアを強く閉められたりと反抗期真っ只中です。反抗期は成長の一環だから仕方ないと思いながらも、毎日無視をされるとしんどいです。石原先生は反抗期ってありましたか?(32歳)
石原:話を聞いていきましょう。
(ここで相談者のリスナーに電話をつなぐ)
石原:息子さんはいつから反抗期になられたんですか?
リスナー:中学校2年生に上がったぐらい、今年の春ぐらいから反抗期です。口を聞いてくれなかったり、ドアを強く閉められたりする態度は、私だけにするんですよ。夫は子どもに「ちょっとお母さんにだけ冷たくない?」とか言ってくれているみたいなんですけど。
石原:ちなみに、親離れされるのはやっぱりちょっと嫌?
リスナー:子どもが大きくなって、自分も今は身軽に動けるようになりました。好きなことに時間が取れるようになり、楽でもあるんですけど、やっぱりちょっと寂しいですね。
石原:そうでよね。ちなみに、今は息子さんとどういう風に向き合っているんですか?
リスナー:夜ご飯のときになるべく話しかけるようにしています。「1日楽しかった?」と聞いたり、ワンちゃんの散歩は子どもが担当なので、夜の少し暗くなった時間だと「ついていくよ」とか言ったりして、なるべくコミュニケーションを取るようにはしているんですけど、なかなか……。
石原:うーん。俺も中学の頃とか彼女がいたときに、母親が心配で外を見回りに行ったときに見つかって。彼女と歩いていて、いきなり親が前に出てきて「早く帰りなさいよ」とか言われたときは「鬱陶しいな」と思ったことはあるかな。
リスナー:まったく同じ感じかもしれないです。
石原:ほっといてほしいわけでもないけど、なんだろう。少し難しい時期なのかもしれないですね。
リスナー:私も、ちょっと帰りが遅かったら、外を見に行ったりしちゃいますね。
石原:長男ってか1人っ子だしね。心配だけど、その気持ちが嬉しいって気付くのはもうちょっとしてからだと思う。今はそういう態度をされてちょっと傷つくかもしれないけど、後々絶対に感謝するときが来るから。ちなみに、ご自身が子どもの頃には反抗期ってありました?
リスナー:平成のあの頃って、今と違ってネットとかもなかったので、友達とたむろしたりしていました。そんな感じで家を飛び出したこともあったりして。けっこう反抗をずっとしていましたね。
石原:家出みたいな感じで。
リスナー:そうですね。それこそ、何か言われちゃったりすると、「ババア!」と言って家を飛び出した、みたいなこともあったりはしましたね。
石原:それが収まったきっかけは?
リスナー:妊娠ですね。妊娠をして、頭を下げて謝りました。自分の年齢が若かったこともあって、最初の1、2年は絶対に迷惑をかけないようにして。それから、働けるようになるまでは助けてもらう感じでした。そこで反抗期がやっと終わったわけじゃないですけど、そんな感じでしたね。
石原:えらい! 反抗期、けっこう長めだったんだ。
リスナー:すごく長かったですね。今はすごく仲がよくて、昔からすると考えられないぐらいです。
石原:めっちゃいいやん! そうしたら、息子さんもいずれはそういう時期も終わる。成長している時期なんで、反抗期とか思春期は絶対に終わると信じて、今はしっかりと向き合ってあげたら?
リスナー:はい。
石原:いつか息子さんともいい関係に戻って、一緒にライブに来てくれたら嬉しいなって思います。
リスナー:そうなんですよ。来年には受験が控えているので、それこそサウシーの歌を聴かせて励ましたいです。
石原:いいんじゃないですか。まだ「別に聴きたくないねん」となりそうやけど。聴かせるっていうよりは、日常的に小さい音量でかけるぐらいのほうがいいのかもな。
俺の話が役に立ったかどうかわかんないですけど、たぶん照れも大きいし、そういう時期なんだなって受け止めてあげたらいいのかなって思いました。
リスナー:ありがとうございます。
石原:こちらこそ、話を聞かせてくれてありがとうございました。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/