阪神がヤクルトに完勝。逆転優勝を信じて神宮球場に集まった虎党を、大いに熱狂させた。
阪神打線は初回、ヤクルト・先発のサイスニードから森下翔太のタイムリーで幸先よく先制。しかしその裏、先発のビーズリーもサンタナにタイムリーを浴び、試合は振り出しに戻った。しかし2回に近本光司のタイムリーで勝ち越しに成功すると、5回には大山悠輔と佐藤輝明の連続タイムリーで一気に4点差とした。さらに6回には佐藤輝明がトドメのグランドスラムをレフトへ叩き込み、完全に試合を決めた。
4打数2安打5打点と大暴れした佐藤輝明に対し、6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した江本孟紀氏は「あんなんで入る?」と反対方向へのホームランに驚きの表情。さらに「外に逃げて行くシュート系の球ですけどね、芯に入って手首でもってったね」としながらも「あれだけ距離が出ると思わなかった」とそのパワーに脱帽した。
もう一人の解説者の仁志敏久氏は「今日のゲームは心理的に余裕もありましたから」としながら「満塁の場面で逆方向に大きいのって。バッター心理としては引っ張りたくなるじゃないですか。でもこれは本当に軽打ですからね」とメンタル面の充実ぶりに感心していた。
コンパクトに振りながらも飛距離で圧倒してみせた佐藤輝明。逆転Vにはその規格外のパワーがモノをいいそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』