元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が8月30日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【新庄監督の手腕】レイエスの好調は『〇〇だから!!』豊富なメンバーに自覚を植え付ける手腕! 好調ハムの新庄監督の手腕について語ります!」に出演。新庄剛志監督率いる日本ハムの変化について語った。

新庄剛志監督

新庄政権3年目で変わったポイント

今シーズン、新庄監督が率いて3年目にして大きく飛躍している日本ハム。その指導力について、高木氏は「選手が余ってきている」「よくあそこまでみんなを育てあげたよね」「飴と鞭というか、その使い分けが非常に素晴らしかった」と称賛しつつ、「それと、みんなが新庄監督のほうを向くようになった。みんながサインで動けるようにした。これがチーム力を上げている」と自身の印象を語った。

すると、森藤恵美が「今日のインスタグラムのストーリーズに、新庄監督が落合(博満)さんのインタビューの言葉を載せていて。『本当に強いチームは、こちらがサインを出して、それをきちっとできる』『サインを出して、それを選手たちができるチームが強い』。日本ハムのことをおっしゃっているんですけど」と言及。その上で、「新庄監督は、サインを出したら、それをきちっと選手たちができるように、この3年間でなったということ?」と尋ねると、高木氏は「なったのではなく、させたんだよ」「強引にでもさせた。じゃないと強いチームにはならない」と解説した。

また、森藤の「去年、一昨年とは違いますか?」との問いには、「昔は落ち着いてやらせたほうがいいとか、打順を変えないほうがいいとか(言われた)。今でこそ、そんなには変わってないけど、出る選手は時々いじったりしている。でも、言わなくなったでしょ、そのことは。それはもう経験済みだから」「だから周りも何も言わないし、周りも慣れさせたから」と持論を述べ、「すごいよなと思う」と賛辞を贈っていた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。