パリオリンピック2024グループD第1節が現地時間24日に行われ、U-23日本代表とU-23パラグアイ代表、U-23マリ代表とU-23イスラエル代表が対戦した。
■U-23日本代表 vs U-23パラグアイ代表
「AFC U23アジアカップ カタール2024」で4大会ぶりの優勝を果たし、8大会連続となる本大会出場を決めたU-23日本代表は、初戦で強豪ひしめく南米予選(CONMEBOLプレオリンピックトーナメント)で優勝して出場権を獲得したU-23パラグアイ代表と対戦した。
試合は19分にU-23日本代表がMF三戸舜介のゴールで先制に成功すると、23分にはU-23パラグアイ代表MFウィデル・ビエラがMF平河悠に対するファウルで一発レッドを受ける。タックルを受けた平河は32分に途中交代を余儀なくされてしまったが、U-23日本代表は数的有利を活かして後半に入るとゴールラッシュ。63分には三戸舜介が2点目を決め、69分には山本理仁、81分と87分には藤尾翔太が追加点を決めて、5得点で快勝した。
■U-23マリ代表 vs U-23イスラエル代表
グループDのもう1試合は、アフリカ予選(U-23アフリカネーションズカップ)で3位に入り、2004年のアテネ大会以来となる本大会出場を果たしたU-23マリ代表と、欧州予選(UEFA欧州U-21選手権2023)で史上初のベスト4へ進出し、1976年以来、48年ぶりの出場(年齢制限が設けられてからは初)となるU-23イスラエル代表が対戦した。
前半を0-0で折り返すと、後半に入り、56分に試合が動く。U-23イスラエル代表のザルツブルク所属MFオスカル・グローフが左サイドからドリブルでカットインしてシュートすると、GKが弾き、こぼれ球をU-23マリ代表のDFハミドゥ・ディアロがオウンゴール。U-23イスラエル代表が先制に成功する。ただ、すぐにU-23マリ代表も反撃し、ショートコーナーの流れからMFティエモコ・ディアラがクロスを供給すると、ゴール前でシェイクナ・ドゥムビアがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。試合はこのまま1-1で終了し、ドロー決着に終わった。
■グループD第1節結果
グループD第1節を終えて、U-23日本代表が勝ち点3で首位、引き分けのU-23マリ代表、U-23イスラエル代表が勝ち点1で2位タイ、U-23パラグアイ代表が勝ち点0で4位という順位となった。U-23日本代表は次戦に勝利すれば、勝ち点6に伸ばして2位以内が確定し、準々決勝進出が決まる状況となっている。
次節は現地時間27日(日本時間28日早朝)に行われ、U-23日本代表はU-23マリ代表と、U-23パラグアイ代表はU-23イスラエル代表と、それぞれ対戦する。
【順位】
1:U-23日本代表 勝点3/得失点+5
2:U-23マリ代表 勝点1/得失点0
2:U-23イスラエル代表 勝点1/得失点0
4:U-23パラグアイ代表 勝点0/得失点-5