2024年7月11日(木)~14日(日)に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのテーマが発表された。
【画像】昨年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの様子(写真10点)
今年のテーマは「Horseless to Hybrid – Revolutions in Power」。1894年にパリ~ルーアン間を走った世界初の自動車レースから130周年を記念したものだ。ホースレス(「馬なし馬車」の意)が誕生して以来、スピードの追求はすなわち技術開発そのものであった。
130年前のパリ~ルーアンのイベントのエントリー リストには、蒸気、ガソリン、電気など、多様な動力源を用いた車両が含まれていた。その後、内燃機関が主流だった1世紀を経て、我々は再び岐路に立っている。「Horseless to Hybrid」は、電気、水素、ハイブリッド、持続可能な燃料を用いて、より環境に優しい未来に向けたソリューションが求められている時代に相応しいテーマといえるだろう。
このメインテーマに加えて、2024年のフェスティバル・オブ・スピードでは、他にも多くのトピックスが掲げられている。一例を挙げると、グランプリ初優勝から50年、そして最後の3度目の世界選手権制覇から40年となるニキ・ラウダ。今年75歳を迎えるはずだった彼の功績を偲ぶコンテンツが用意される。また、Can-Am チャンピオンシップで優勝してから50年を経た伝説のシャドウ・レーシングや、ル・マンでの初優勝から40年を迎えたヨースト・レーシングにも敬意を表する。その他のコンテンツについても、今後随時発表される予定だ。