株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちから株主優待銘柄に注目しておくことで、お得に優待や値上がり益を得られるでしょう。今のうちに買っておきたい1月優待銘柄をご紹介します。

◆2024年1月におすすめの株主優待銘柄

1月は、一年の中でも優待権利が確定する銘柄が少ない月です。これからご紹介する銘柄のような人気優待銘柄ほど、投資家の注目が集まる可能性が高く、株価が上昇しやすい傾向があります。早いうちに好優待銘柄に先回りして、お得に優待銘柄を獲得しましょう。

◆1月おすすめ優待銘柄その1:きんえい<9636>

【業務内容】近鉄グループ。映画館、不動産賃貸と駐車場を併営

【単元株数】100株

【最低購入金額】355,000円(2023年11月28日時点)

【権利確定月】1月末、7月末

【優待内容】映画館「あべのアポロシネマ」の招待カード

・75株以上……月1回

・150株以上……月2回

・300株以上……月4回

・450株以上……月6回

・750株以上……月10回

・1050株以上……月14回

※株主招待カードの提示により、自社劇場で利用可

※株主招待カードは、株主用1枚・家族カード2枚を発行し、3枚合計で上記回数を招待

きんえい<9636>の株主優待内容は、映画館「あべのアポロシネマ」の招待カードです。毎月無料で映画が観られるというのは何とも魅力的ですが、利用できる劇場が限られていますので、近くに住んでいないと使えません。

しかし、魅力的な優待内容から同社優待の人気は高く、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を11月末に購入し、1月末の権利確定日前に売却した場合の検証を行います。

この検証のとおりに売買をすると株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

◇検証結果

システムトレードの達人

勝率:76.19%

勝ち数:16回

負け数:5回

引き分け数:0回

平均損益(円):3,554円

平均損益(率):1.78%

平均利益(円):6,488円

平均利益(率):3.24%

平均損失(円):-5,835円

平均損失(率):-2.92%

合計損益(円):74,628円

合計損益(率):37.32%

合計利益(円):103,804円

合計利益(率):51.91%

合計損失(円):-29,176円

合計損失(率):-14.59%

PF(プロフィット・ファクター):3.558

平均保持日数:53.00日

検証結果を見てみると、勝率は76.19%、1トレードあたりの平均損益は1.78%です。勝率が高く平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績といえるでしょう。

◆1月おすすめ優待銘柄その2:丸千代山岡家<3399>

【業務内容】北海道と北関東地盤のラーメンチェーン店を運営

【単元株数】100株

【最低購入金額】315,000円(2023年11月28日時点)

【権利確定月】1月末、7月末

【優待内容】山岡家の各店舗で使えるラーメン無料券、またはお米、または乾麺セット

◆100株以上500株未満……(1)~(3)の中から、いずれか1点

(1)ラーメン無料券2枚

(2)お米2kg

(3)乾麺1セット

◆500株以上1000株未満……(1)~(3)の中から、いずれか1点

(1)ラーメン無料券4枚

(2)お米4kg

(3)乾麺2セット

◆1000株以上2000株未満……(1)~(3)の中から、いずれか1点

(1)ラーメン無料券6枚

(2)お米6kg

(3)乾麺3セット

◆2000株以上……(1)~(3)の中から、いずれか1点

(1)ラーメン無料券8枚

(2)お米8kg

(3)乾麺4セット

丸千代山岡家<3399>の株主優待内容は、山岡家の各店舗で使えるラーメン無料券、またはお米、または乾麺5個入りセットです。その魅力的な優待内容から同社優待の人気は高く、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。

では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を11月末に購入し、1月末の権利確定日前に売却した場合の検証を行います。

この検証のとおりに売買をすると株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。

◇検証結果

システムトレードの達人

勝率:80.00%

勝ち数:12回

負け数:3回

引き分け数:0回

平均損益(円):14,862円

平均損益(率):7.43%

平均利益(円):23,066円

平均利益(率):11.53%

平均損失(円):-17,953円

平均損失(率):-8.98%

合計損益(円):222,930円

合計損益(率):111.47%

合計利益(円):276,788円

合計利益(率):138.40%

合計損失(円):-53,858円

合計損失(率):-26.93%

PF(プロフィット・ファクター):5.139

平均保持日数:53.20日

検証結果を見てみると、勝率は80.00%、1トレードあたりの平均損益は7.43%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績といえるでしょう。

注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値づかみで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。

株の売買を行う際、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか、事前に把握することができます。検証を行ってから投資すれば、きっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

※このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします

文:西村 剛(証券アナリスト、ファンドマネジャー)

国内運用会社にて中小型株式ファンドマネージャー兼アナリストを経て独立。個人投資家に分かりやすく株式投資を伝授すべく、講演や執筆を行う。『夕刊フジ』3年連続 株-1グランプリ グランドチャンピオン。

文=西村 剛(証券アナリスト、ファンドマネジャー)