11月16日、ホンダの新型SUV「WR-V」が公開された。先行特設サイト(https://www.honda.co.jp/WR-V/new/)が公開され、そのスタイリングが確認できる。ホンダには、すでにZR-V、ヴェゼルというコンパクトSUVが存在するが、今回はこれらに加えてWR-Vが加わっている。WR-Vはどのようなポジションなのか、一見するとややわかりにくいと感じるひともいるだろう。ここではWR-Vに近い存在のヴェゼルと比較しつつ、その概要を紹介していきたい。


ホンダ WR-Vってどんなポジションなの?



WR-V

 ホンダ WR-Vは、インドで販売されているコンパクトSUV「エレベイト」を日本向けに仕立てたモデルである。コンパクトなボディと力強いデザインは、日本でも需要を見込めると判断され、晴れて日本でも発売が決定した。ホンダのSUV(日本市場向け)は、2022年12月にCR-Vが生産終了したため、現在はZR-Vとヴェゼルのみ。そのなかでもヴェゼルはボディサイズが近く、身近なライバルとなる。なお、WR-Vの発売は2024年春なので、もう少しだけ先となりそうだ。


昔ながらの無骨なデザインのWR-V



WR-V

 ボディサイズを比較すると、全長および全幅はヴェゼルとほぼ同サイズ。しかし全高は、ヴェゼルの1580mmに対し、WR-Vは1650mmと高めとなっている。ヴェゼルは都会的なクロスオーバー志向が強いが、WR-Vはクロカン的なデザインを目指したのが大きな違い。これは外観デザインにも表れており、タフネスさを強調したフロントグリルが大きな特徴だ。特に最上級の「Z+」グレードでは、ベルリナブラックのフロントグリルやシャープシルバー塗装のルーフレールガーニッシュ、ドアロアーガーニッシュ、クロームメッキドアハンドルなどのアクセントが施されており、力強い外観に仕立てられる。




ヴェゼル


WR-V ヴェゼル
全長 4325mm 4330mm
全幅 1790mm 1790mm
全高 1650mm 1580mm

クラストップレベルの居住性を誇るWR-V



WR-V

 ホイールベースを比較すると、ヴェゼルの2610mmに対し、WR-Vは2650mmと40mmも長い。全高が高いこともあり、ヴェゼルよりも室内空間は広々としている。これは同セグメントのSUVのなかでもとりわけ広い。また、ラゲッジルームは458Lとクラストップレベルの値を誇り、スーツケース4個、ゴルフバッグ2個を収納可能。使い勝手もヴェゼルを上まわっている。




ヴェゼル

 また、WR-Vのインパネまわりはブラックで統一され、スポーティさを感じさせる。上級グレード「Z」と「Z+」では、プライムスムース×ファブリックのコンビシート、本革巻ステアリング&セレクトレバー、7インチTFIメーターなどで質感が高められている。


静粛性はハイブリッドのヴェゼルが有利



ヴェゼル(パワートレイン)

 パワートレインを比較すると、WR-Vは1.5L 直4を搭載するのに対し、ヴェゼルは1.5L 直4のほか、1.5L 直4ハイブリッド(e:HEV)も設定される。またWR-Vには4WD車が設定されない。燃費や静粛性にこだわるならヴェゼルのほうがおすすめだが、シンプルなガソリン車として使うならWR-Vでも十分だろう。


両者とも先進装備が充実



WR-V

 WR-V、ヴェゼルともにホンダセンシングを導入しており、どちらも安全性は抜かりなし。具体的には、急アクセル抑制機能を導入し、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を予防する。そのほか、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)などが盛り込まれている。


価格はヴェゼルよりも手頃な250万円以下



WR-V


ヴェセル

 WR-Vの価格は現段階で公開されていないが、250万円以下のコンパクトSUV市場に投入されるという。ヴェゼルの新車価格帯は239万9100円~341万8800円だから、それよりもさらに下の価格帯。他社のライバルでいえば、トヨタ ライズに近いプライスとなるようだ。リーズナブルで実用性の高いコンパクトSUVとして、ホンダ WR-Vは魅力ある選択肢となりそうだ。発売の2024年春が待ち遠しい。


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