勝村政信「出張フットブレイン、次はあなたの街にズームイン!」

9月30日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25~)は、今年の5月に番組内で提案があった企画「出張フットブレイン」がついに実現。MCの勝村政信が徳島を訪れ、J2・徳島ヴォルティスのサポーターや選手たちと交流した。

「出張フットブレイン」は、サッカー好きのミュージシャン・GAKU-MCが提案したJリーグと番組のコラボ企画で、勝村がJクラブのスタジアムを訪れ、サポーターと触れ合うというもの。スタジオを飛び出し、徳島ヴォルティスのホームスタジアムでもあるポカリスエットスタジアムにやってきた勝村は、さっそくサポーターたちから温かな歓迎を受ける。

アットホームな雰囲気の中、勝村はスタジアムグルメも堪能。徳島県の名産のすだちを使ったすだちスカッシュや、マダコのスモークオリーブオイル漬けなどに舌鼓を打った。

続いて勝村が注目したのは、選手の用具などを運ぶトラック。このトラックの運転席には、徳島県出身の俳優で、2018年に亡くなった大杉漣さんのユニフォームが飾られていた。クラブ事業部の副部長は「これからもずっと一緒に戦ってもらいたいと思って、毎年ユニフォームを作っています。毎週このトラックで試合に行くので、一緒に来てもらっています」と、熱烈な徳島サポーターだった大杉さんへの思いを語った。

役者として、サッカー仲間として大杉さんと親しかった勝村は「ホームだけではなく、これだと全国一緒に戦える。これは漣くんうれしいですね。全試合見られるんですね」とポツリ。さらに、今回は特別ゲストとして、大杉さんの高校サッカー部の同級生だった内山さんと、後輩だった村岡さんが登場し、勝村と大杉さんの思い出話に花を咲かせた。

勝村が「(高校時代の大杉さんの)腕前というか、脚前はどうだったんですか?」と尋ねると、内山さんは「彼は最初入ったときは、ゴールキーパーをやっていたんですよ。で、途中からフォワードに変わったんです」と打ち明け、「彼は点を取る嗅覚みたいなものがありましたね」と、選手としての一面を述懐。また、大杉さんが試合観戦時に座っていた席に勝村を案内した村岡さんは、「気の抜けた試合なんかしてるとね、“おらぁ!何やってんだ!”っていうような感じで立ち上がって叫んでました」と、大杉さんのサポーターとしての一面を明かした。

村岡さんは大杉さんが生前話していた“夢”についても言及。「“試合中、キーパーが一歩も動けないボレーシュートを決めた瞬間に俺は死ぬのが本望だ”ってよく言っていました」という村岡さんの言葉を聞いた勝村は「だめじゃないですか、約束破って」と漏らしていた。

そんな大杉さんのサッカー愛と徳島愛を改めて確かめた勝村は、試合前にサポーターの前で行われたトークショーに出演。徳島でもプレーした元Jリーガーで現在は俳優の青山隼と共に会場を沸かせた。

実は、クラブの設立記念日でもあったこの日は、2024年シーズンから使用する新エンブレムのお披露目も行われ、ヴォルティスの“V”をベースに、力強い渦潮としなやかな阿波踊りの動きを取り入れたデザインに、勝村も「シンプルでかっこいい。街で着られる」と絶賛。「サポーターじゃない人もあのデザインのシャツを着られるから、いつの間にかサポーターにしてしまう」と、ファンの裾野を広げるアイテムになると分析していた。

スタジアム内で聞ける副音声の実況でも試合を盛り上げた勝村は、試合後に選手たちへのインタビューを敢行。特にチームのキーマンとなる元日本代表の柿谷曜一朗とは、濃密なトークを繰り広げた。

柿谷といえば、16歳でセレッソ大阪とプロ契約を結び、天才と称されたプレーヤー。今シーズンは12年ぶりに徳島に復帰したものの、8月には監督が交代するなど、チームは残留に向けて巻き返しを図っている。勝村から今の心境を聞かれた柿谷は「なかなか自分たちの思うような順位であったり、自分たちの思うようなサッカーができてない時期が長かったので、責任をすごい感じてました」と吐露。一方で、若い選手たちが成長していることを強調し、「僕の活力にもなる。もちろん負けてられないです。そういう選手たちと一緒にできてるっていうのはすごい幸せやなと思うし、若い選手の躍動は、この先のチームをすごい明るくすると思いますね」と期待を寄せた。

33歳になっても向上心を失わない柿谷に対し、勝村は「年齢を重ねてきて、プレーの変化やチームの中で役割の変化みたいなものってあります?」と質問。柿谷は「今までとは見られ方が違う」と返し、「いろんなターニングポイントがある中で、今、自分が奮い立てているのは、徳島のサポーターがもう一回輝いてるところを見たいって言ってくれることやし、輝いているところを見せたいから。その一心でやっている」と答えていた。

こうして、丸1日サポーターや選手と交流を深めた勝村は「サポーターの人たちが相手チームにも優しくて、味方の選手たちにももちろん優しくて。で、僕らに対してもものすごい優しくて。そういうサポーターが作り上げている素晴らしいチームなんだなってことがよくわかった1日でした」と総括。しかし、無事に初回を終えたものの、JリーグにはJ1からJ3まで合計60クラブが存在する。勝村は「全部これから巡っていくわけでしょ。それが終わるのが先か、俺が死ぬのが先か。全部のチームのサポーターの皆さんに会って、あいさつしたいですね」と意気込み、「出張フットブレイン、次はあなたの街にズームイン!」とポーズを決めていた。