井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が主演を務めるドラマチューズ!『なれの果ての僕ら』(テレビ東京系、毎週火曜24:30~)が、9月12日に最終話を迎えます。

本作は、「週刊少年マガジン」で連載後「マガジンポケット」にて配信された内海八重による同名作を原作としたサスペンスドラマ。同窓会に参加したクラスメイトの壮絶な監禁劇が繰り広げられというストーリーは、SNS上でも“続きが気になる”と話題を呼びました。

井上さんが演じているのは、自分を顧みず他人を助ける性格で誰からも好かれている主人公・真田透(愛称:ネズ)。そんなネズが同窓会のため母校に訪れると、3日間監禁され、13人が死亡すると言う大事件に巻き込まれます。監禁したのは、かつてのクラスメイトである夢崎みきお(犬飼貴丈さん)だった……。

最終話の放送を前に、井上さんへインタビュー。クライマックスの見どころのほか、これまでの放送・撮影を振り返っての「今だから言える話」を聞きました。

みきおに変わってネズがクラスメイトを支配!周りの役者の感情を受けて演じたシーンの難しさ

――記者会見で「HiHi Jetsのメンバーに見てほしい」と言っていた井上さん。実際、メンバーは見てくれていますか?

見てくれているみたいなのですが、やっぱり怖いみたいです。第1話から衝撃がすさまじかったみたいで、「こんなダークなドラマなの!?」と驚いていました。それからあまり感想を言ってくれなくなったので、もしかしたら怖すぎて感想に困っているのかも?(笑)。

――「怖い」という感想を抱く気持ちはわかります。実際の現場はどのような雰囲気だったのでしょうか?

実際はあんな緊迫感はなく、和気あいあいとした楽しい現場でした。犬飼くんはたくさんの(ドラマの)現場を経験しているだけあって、雰囲気を作ってくれました。僕は演じることに精一杯で……。ただ、他のキャストさんたちのお芝居に対する熱量もすごくて。「誰が」というよりは、全員のモチベーションですごく良い雰囲気になっていたと思います。

――同じ事務所の矢花黎さん(水野カイト役)、西村拓哉さん(黒田大輝役)がいたのも心強かったのでは?

2人とは初めてドラマで共演したのですが、現場やお芝居に溶け込むスキルがすごく高いと思いました。すごくフラットな状態で現場にいる姿、またお芝居に対するストイックな姿勢を見て、僕も頑張らねばと思う瞬間がたくさんありました。

――記者会見では、西村さんと役のギャップがすごいと話していましたね。西村さんは本当はどんな人なのですか?

子犬みたいな子(笑)。人見知りせずに色んな人と話して、いるだけで現場を明るく楽しいものにしてくれます。彼がキャストの仲を繋ぐという役割を務めてくれたおかげもあって、良い現場になったと思います。人見知りの僕もすごく助けられました。

――では、井上さんから見た矢花さんはどんな方ですか?

矢花は職人肌の人。現場ではずっと役について考えていて、ストイックだなと感じました。

――今だから言える現場のエピソードはありますか? 演じる上で大変だったシーンがあれば教えてください。

みきおを殺さなかった後の、雨宮鈴子(大原優乃さん)とのシーン。あそこは気持ちを作るのがすごく大変でした。一度撮影がリスケされたこともあって、前のシーンの感情を保った状態でいなければいけないという緊張感もあったので……。

また、みきおが死んでネズが空間を支配していくところも大変でしたね。最初はみきおがメインとなって物語を動かしてくれていましたが、ここからはネズが動かさなければいけなくなったので、プレッシャーがすごかったです。

――そんな大変なシーンをどう落とし込んで、どう演じたのでしょうか?

これはもう、周りの役者の方々のおかげです。皆さんの思いを受けて、そこで感じたものを演技に乗せてぶつけました。

――ネズは色んな感情をぶつけられるので大変だと思っていましたが、感情が多い方が表現しやすいですか?

いや、多い方が難しいです(笑)。一対一の方が、キャッチボールって上手くいくじゃないですか。いろいろなところから感情が飛んできて、正直受け止められない瞬間はありました。役者としてもっと頑張らなければな、と悔しくなる瞬間でしたね。

――後半、みきおのキャラクターを参考にすることなどは?

それはなかったです。あくまで「ネズとして」という方向で感情を作っていきました。

怒涛の展開の末、ネズがたどり着いた結末は…?

――現在TVerではスピンオフとなるアナザーストーリーも配信中。ネズ以外の人物に焦点があたった事件の裏側を描いていますが、井上さんが特に印象に残っている人物・エピソードはありますか?

石井礼夏(工藤遥さん)と長谷部弘二(佐久本宝さん)のシーンは鳥肌ものでした。2人ともお芝居にストイックな方で、映像を通してもその熱量が伝わって来て、見ていて圧倒されました。

――ちなみに井上さんは、TVerでご自身の出演作品を見たりしますか?

ありますよ!『なれの果ての僕ら』も放送を見逃した際にTVerで見ています。

――TVerには気に入った番組を登録できる機能もあります。他に気に入っている作品があれば教えてください。

『もう1クールでハイ上がれ!』(※テレビ東京で放送中の、HiHi Jetsの冠バラエティ)はちゃんとお気に入り登録しています(笑)。あとは、『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(カンテレ)が大好きで毎週欠かさず見ていますね。

――HiHi Jetsメンバーの番組をご覧になることは?

タイミングが合えば見ています。今年4月期に放送されていた『墜落JKと廃人教師』(MBS、橋本涼さん主演ドラマ)も見ていましたよ。

――最後に、来たる最終話に向けて、放送を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

クライマックスという言葉がピッタリなほど、本当に怒涛の展開が続いていきます。「まだ展開するの!?」と驚くくらい二転三転していきますので、最終話でネズはどんな結末にたどり着いたのか、他のクラスメイトたちはどうなったのか……是非見届けてください。

<最終話あらすじ>

真田透=ネズ(井上)が復讐を果たすために発砲した相手は、夢崎みきお(犬飼)の母・亜夜子(雛形あきこ)だった。

全てはこの実験が原因で、その元凶はみきおの母。倒れこむ亜夜子に、ネズはみきおが教えてくれた今回の実験の意図とテーマを語りだす。クラスメイトたちは、この理不尽な実験の理由に驚愕する。息も絶え絶えの亜夜子に再び銃口を向けるネズ。ついに52時間に及ぶ残酷な“同窓会”が幕を閉じようとしていたが……。