現在、個展「WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」も全国巡回中。昨年12月から今年5月にかけて、稲垣吾郎、草なぎ剛とともに新しい地図としてファンミーティング「NAKAMA to MEETING Vol.2」も開催し、充実した日々を送っている。

「個展の合間にライブをやっている人なのか、ライブの合間に個展をやっている人なのか(笑)。その合間に始球式とかもしていて、若き日を思い出すぐらいいろんなことをいっぺんにやれています」

3人での活動とソロ活動の心境の違いを尋ねると、「全然違います」と即答した。

「ファンミーティングは、ライブと違ってかっこよくしようとしていない。ちょっと振りを間違えても、みんなで笑うのがファンミーティング。ライブはかっこよくするので、そこが大きな違いだと思います」

1人のライブに“初めて感”はあっても、ライブはSMAP時代にずっとやっていたこと。「グループでずっとライブをやってきたのでライブのほうが慣れていて、最近やっとファンミーティングがわかってきました」と言い、それぞれにやりがいを感じていると話した。

ライブはかっこよく、合間のMCは自然体で。

「最初の頃はライブであまりしゃべらないアーティストというのが頭をよぎっていたのは事実です(笑)。でもそれは間違っていたなと。『何かっこつけようとしてんの!?』って(笑)。グループのときもトークの時間は自由に話してすごく笑っていたので、本来の形に戻った気がしていて、今すごく楽しいです」

普段からよくSNSでエゴサーチをしているそうで、ライブの感想もチェックしているという。

「最近は盛りだくさんで、個展をやっている地域にライブに行ったりしていて、福岡は個展の開幕とともにライブをしたので、ライブが終わってエゴサーチをしたら、個展に来てくれた人たちの感想が最初に出てきて、汗だくのまま個展の様子を見ていました(笑)」

ファンのコメントで間違いに気づくこともあるそうで、個展に関して「キャプションの文字が違うよ」と教えてもらって修正することも。ライブに関しても、ファンのコメントを見て衣装の崩れなどに気づくことがあるそうで、「自分で全部やっていて演出家がいないので。(ファンが)一番チェックしてくれている」と感謝している。