テレビ東京の新木ドラ24『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』(6月29日スタート 毎週木曜24:30~)の記者会見が23日に同局で行われ、与田祐希(乃木坂46)、望月歩、前田旺志郎、藤井夏恋、石田悠佳(LINKL PLANET)、天川れみ(LINKL PLANET)、田中要次が登場した。
同作は「深夜ドラマ×プラモデル」をテーマに、2022年7月期に放送された『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』の世界とは別の“もう1つの世界”を描く。小向璃子(リコ)は、大学時代に友人と立ち上げたスタートアップ企業「ドリームクレイジー」(略してドリクレ)の社長だが、ライバル企業に言われた“マスプロダクションタイプ(量産型)”という言葉に引っかかる。周りとは違うと思って走ってきた若者たちが“人生のオリジナリティー”に葛藤し、プラモデルをきっかけに大人へと組み立っていく成長物語となる。
主演の与田は同作について「素直に嬉しかったです。前作の『量産型リコ』が、自分にとって思い出深い作品で、プラモデルとも初めて出会って魅力を知ることができて、キャストの皆さんとかスタッフの皆さんともすごくいい関係性になれて、良いチームワークで一生懸命作り上げた作品だったので、そんな大事な作品が評価されて、今回の作品に繋がったということが心から嬉しかった」と喜びを表す。
キャスト陣は続投だが、関係性は前作とは異なり、藤井は「リコちゃんとはライバルになっちゃうので、本当は仲いいのに」と苦笑。与田は「睨み合うシーン、ちょっと苦しかったんですけど、カットかかった瞬間、夏恋ちゃんが笑ってくれたのがすごいうれしかったです」と明かした。
与田は役の変化について「今回のリコちゃんは、根っこは量産型だけどひょんなことから社長になったという人生なので、量産型の子が社長になって頑張っていく姿が書かれていて。私自身も元々アイドルみたいな感じの人間ではないんですけど、ひょんなことからアイドルになったので、そこはリコちゃんと通ずるものがあるので、けっこう共感してくださる方も多いんじゃないかなと思います」と自身と比べるところも。
実際にプラモデルを作っているかについては「私、割と作らせていただいてるんですけれども、自分が手先が不器用なんだということが発覚して、1度大きな壁にぶち当りまして。『あ、もうだめだ』と思うけど、その分できた時の嬉しさがすごくて。本番中だからお芝居しなきゃいけないのに、何回やってもできなかったことが初めてできた時に喜んじゃって、リアクションが大きすぎて画角から外れてしまったりとか、そういうこともあったぐらいできなかったことができた時の嬉しさっていうのがすごくて。実際に家では棚とかテーブルとか組み立てたりしました」とスケールが大きい例を話す。「いつかは細かいことも余裕でできるようになれたらいいなあなんて夢もあります」と語った。
エンディングテーマには BANDAI SPIRITS のプラモデル公式アンバサダーとして活動中のLINKL PLANETの新楽曲「Part to Part」が決定し、この日は生パフォーマンスを披露。石田がアオ役、天川がハル役でレギュラー出演することも発表された。さらに同作の放送を記念し、「HG 1/144 量産型リコ専用ザク」の 発売が決定。前作の第1話で主人公リコが初めて組み立てた左肩を塗装したザクのデザインをモチーフにしたカラーリングになっており、通販サイト「プレミアムバンダイ ホビーオンラインショップ」で 29日12時より予約開始となる。キャスト陣にも手渡され、思い思いのポーズを取らせていた。