L'Arc~en~Ciel・ken「当時は何の疑問も持っていなかったけどね(笑)」30年前のレコーディングを振り返る
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。6月3日(土)の放送は、前回に引き続きL'Arc~en~Cielからkenさん(Gt)が登場! 1993年に発売したファーストアルバム『DUNE』当時のレコーディング秘話を披露しました。

(左から)逹瑯、Kenさん

<リスナーからのメッセージ>

「アルバム『DUNE』リマスター盤のリリース、おめでとうございます。Kenさん的に“この曲を聴いてくれ!”という楽曲はありますか?」(レディオネーム:リンダさん)

Ken:「追憶の情景」かな?

逹瑯:あぁー!

Ken:あの曲のアコギで“ジャーン ジャーン ジャカ ジャジャーン”って弾いているところがあるんですよ。録音するときに、大きな音だったら(音のバランスを考えて)ちょっと調整とかをしなきゃいけないけど、当時は(レコーディング経験がなかったから)そんなことも知らないじゃん。

だから、思いっきり弾いてやったんだよね。だから“ジャカ ジャーン”のところが、ちょっといきすぎている感じがする。

逹瑯:あ~。

Ken:だけど、その音は気持ちがフルパワーで入っているから。賢くなってくるとさ、「(音の)レベルが……」とか「こんな感じで録ると、いい音になるよね~」なんて思っちゃうじゃない?

逹瑯:はいはい。

Ken:(経験値が増えていくと)そういう音がだんだん録れなくなってくるけど、(当時は)がむしゃらに弾いていたからね。

逹瑯:初めて聴いたときに、イントロが長くて“アルバムに入りがちなインスト曲かな”とか思いましたからね。

Ken:最初ね(笑)。

逹瑯:そうしたら“あっ、歌が入ってきた!”と思って(笑)。

Ken:当時は何の疑問も持っていなかったけどね(笑)。だから、ガットギターとかも弾いたことがなかったんだけど、「ここはガットが弾きたいんで」って言って用意してもらって。

逹瑯:弾いたことがないのに!?

Ken:持ったこともなかったし……あっ、中学のときに1回弾いたかな?(実際に弾いてみたら)“思ったよりも難しいな!”って(笑)。

逹瑯・Ken:ハハハ(笑)!

◎6月10日(土)放送の「JACK IN THE RADIO」は、Psycho le Cému(サイコ・ル・シェイム)からDAISHIさん(Vo)が登場。どうぞお楽しみに!

<番組概要>

番組名:JACK IN THE RADIO

放送日時:毎週土曜25:30~26:00

パーソナリティ:逹瑯(MUCC)

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/jack