“伝説のキャバ嬢”みゆう「15分間に“どうやってインパクトを与えるか”」現役時代に意識していた“接客の極意”を語る
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。5月29日(月)のお客様は、幻冬舎・箕輪厚介さんと伝説のキャバ嬢にして、インフルエンサーとしても知られるみゆうさん。ここでは、みゆうさんがキャバ嬢時代に意識していたこと、気を付けていたことを明かしました。

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みゆうさん、箕輪厚介さん

◆接客中に聞かないようにしていた質問

みゆう:キャバ嬢がフリーのお客さんの席に着かせてもらうとき、1時間に3、4人ぐらい変わるじゃないですか? だから、フリーで座った15分ぐらいのあいだに“どうやってインパクトを与えるか”が大事なんですよ。

(基本的に)キャバクラに来る人は“指名したい子を見つけよう”と思って行くから、フリーの席に座った女の子は“どうやって、この人に覚えてもらおうかな?”って考えていて。

箕輪:なるほど。どういうふうに覚えてもらうの?

みゆう:私は、“ありきたりな会話をしない”っていうことは気を付けていました。「何の仕事をしているんですか?」とか「年齢は?」とか。“またかよ”って思われるような質問は(しない)。

箕輪:俺はずっと“キャバクラ嫌い”をずっと公言していたのよ。

みゆう:なんでですか?

箕輪:理由はさっき(みゆうさんが)おっしゃった通り、(女の子が変わるたびに)毎回同じことを聞かれるから。

みゆう:それって面白くないでしょ?

箕輪:そう。(女の子が)変わるたびに“なんで同じ説明を毎回しなきゃいけないんだ”みたいな。

みゆう:お金を払っているのにね。

箕輪:まさにそう。「何をされているんですか?」と聞かれて「こういうことをしています」という話を繰り返すだけで。

みゆう:私も、それは面白くないんですよ。だから、なるべくそういう会話はせんとこうって思っていましたね。

◆マイナスイメージが逆にプラスに?

箕輪:じゃあ(キャバクラで席に)座ったら、まず何て言うの?

みゆう:とりあえず名刺を渡して、その人に合わせた空気感でしゃべっていました。あと、仕事とか年齢は絶対に聞かなかったです。

箕輪:その場のインスピレーションでやり取りするってことね。

みゆう:例えば、箕輪さんみたいな方が来たら、「絶対に人見知りですよね~」「私のようなタイプは苦手そうですね」みたいな話から始めるかも。

箕輪:あ~、うまい! そう言ってくれるとすごい楽だわ(笑)。そりゃナンバーワンになるわ!

みゆう:(笑)。そういう感じで距離を詰めていって、普通の質問攻めはしないようにしていました。

箕輪:気が強そうな人に来られると“怖い、(後で)悪口を言われる”って思うから、そっちから「私みたいな人って苦手でしょ?」って言われると、急に“あれ?(俺のことを)分かってくれてる? 好きかも”って(笑)。

みゆう:それは素人すぎますよ(笑)。そういう感じで、キャバクラはお客さんと距離を詰めることが大事なんです。

箕輪:それって編集者(の仕事)も近いかもしれない。みゆうちゃんとか俺もだけど、ある程度その業界のなかで知られていると、相手が先入観を持った状態で来るじゃん。それを逆手に取れるよね。

みゆう:そう、もう(勝手な)イメージを持たれているんですよね。

箕輪:俺だったら“すごく偉そうなことを言う”とか……。

みゆう:え? そんなイメージを持たれているんですか? 私、こんな(優しい)感じの箕輪さんしか知らないですよ。

箕輪:いや、あるのよ。社会的な俺のパブリックイメージは“すごいキツいことを偉そうに言う人”ってなっているから、普通に「どうも」って挨拶するだけで「箕輪さん、めっちゃいい人ですね!」って言われる(笑)。

みゆう:私もです! 私は“性格がめっちゃキツい”と思われていて、すでにイメージが悪すぎるから、逆にある程度は何をしてもそんなに叩かれないっていうか。

箕輪:めちゃめちゃわかる。俺も佇んでいるだけで「いい人ですね」って(笑)。

みゆう:ハハハ(笑)!

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本日6月7日(水)のお客様は、堀江貴文さん、石崎ひゅーいさんがご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

<番組概要>

番組名:TOKYO SPEAKEASY

放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/