元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が2日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』に出演。動画「交流戦 阪神勝ち越します!」内で、今シーズンの阪神打線と、リーグ制覇を果たした2003年の打線を重ね合わせた。

赤星憲広氏

今シーズンの阪神は「レギュラーが固まってる状況」だと話す赤星氏。そのなかで6番はルーキーの森下翔太や、新外国人のミエセスらが併用されているが、「ここはたぶんね、今年1年ずっと苦労するんじゃないかな」と予想する。

続けて、「誰かが出てきてくれるのが一番ありがたいことですけど、6番は今年1年競争かな。本当に(打線が)つながらなくなってきたときに、もしかしたらっていうのもあるかもしれないけど、木浪(聖也)の打順が上がってくることはないと思う」と述べ、8番・木浪聖也の話題に。

赤星氏は木浪の活躍について、「8番・木浪っていうのが、今の得点源になっている。結果的に近本(光司)、中野(拓夢)が返す形が非常に増えてきてる」と称賛しつつ、「下位打線からチャンスを作るっていうのは、僕らのときもそうでしたけど、藤本(敦士)が8番にいてくれて。僕は結構上位、1番2番にいたので、チャンスで回ってくるケースが多かったんですよ」と、阪神が18年ぶりのリーグ優勝を果たした2003年の阪神打線を回顧。

そして、「僕は2番でしたけど、ツーアウトでランナーがいて、今岡(真訪 ※当時:誠)さんが勝負を避けられて僕ってことが結構多かったので。僕は中野の立場ですよね」と重ね合わせ、「近本がこれからは避けられるシーンが(増えてくる)。得点圏打率がダントツで一番上にいるわけだから、そうなってくると中野選手にもチャンスで回ってくることが多くなると思う。って考えると今、いい打線だね」と分析していた。