EXILE NAOTOがこのほど、自身が主演を務めるフジテレビのドラマ『もう一度パパと呼ばれる日』(6月6日スタート、毎週火曜24:25~ ※6月27日は24:35〜 ※関東ローカル)の取材に応じ、ドラマの見どころや自身が演じる役柄について語った。

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前向性健忘症を患い家族から離れた主人公・三倉健二(NAOTO)が、最愛の子どもたちにもう一度「パパ」と呼んでもらうため懸命に生きる姿を描く同作。NAOTOにとっては、今作がフジテレビ地上波ドラマ初主演作、『ディア・シスター』以来約8年ぶりのフジテレビ地上波ドラマへの出演となる。

さらに、自身初のパパ役ということで、子どもを持つ兄や友人の父親としての姿を思い浮かべながら、役作りしたそう。息子・春役を演じる石塚陸翔とは「休憩中もできる限り一緒にいて、父としての疑似体験をさせてもらっています」と言い、「短い時間ではありますが、仲良くなって……すごいかわいいです(笑)。キュンキュンとするシーンが多くて、本当に子どもっていいなあって思いました」と笑顔をこぼした。

娘・雪穂役を演じる梨里花については「お芝居に毎回『すごいな』って感動させられるんです。雪穂によって自分の感情の変化が生まれるので、梨里花ちゃんはもちろん子どもとしてかわいい一面もあるのですが、役者として信頼できるなと思いました」と、その演技力に圧倒される場面も多いようだ。

健二の人物像としては「不器用でまっすぐ」と捉えているというNAOTO。「これは僕の想像でしかないんですけど」と前置きしながら、「彼には昨日がなくて、常に今日という感じで1日1日挑んでいるんだろうなと考えると、すごく勇気をもらいました。不器用ながらまっすぐ生きていく健二からパワーをもらいながら演じています」としみじみと語る。

そして、この役を演じる上で「撮影を続けるにつれて、子どもたちへの思いなど、自分自身は色々な気持ちが強くなっていくのですが、健二は1日過ぎるとゼロに戻るといいますか。なので、あまり積み重ねすぎないほうがいいのかなと。たとえば、夜のシーンだったら朝から積み重ねたものがあるんですけど、昼のシーンだったらそれがまだ少ないということを意識しました」と明かした。

また、今作の台本を最初に読んだときの感想として、「全4話ではありますが、毎回グッとくるシーンがあり、すごく大事なことが詰まっていて、読み終わったあとに『お見事! すごい(脚)本だ!』と思いました」と太鼓判。「こんなに素敵な作品にチャレンジできるのはすごくありがたいです」と改めて謝意を表した。

最後に視聴者へのメッセージを聞かれ、「未熟で不器用ながらも、もう一度子どもたちと向き合って、一生懸命父になるために奮闘する三倉健二という男の姿を見て、みなさんにも勇気を受け取ってもらえたらうれしいです」と力強く伝えた。

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