レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、4日に行われるラ・リーガ第38節のアスレティック・ビルバオ戦を前にした記者会見で、去就に注目が集まっているスペイン人MFダニ・セバージョスとDFナチョ・フェルナンデスについて語った。3日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
レアル・マドリードは3日、スペイン代表FWマルコ・アセンシオ、元ベルギー代表FWエデン・アザール、ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスら3人の退団を発表。攻撃陣の退団が相次ぐなか、4日には、チームの“大黒柱”である元フランス代表FWカリム・ベンゼマの退団も発表されるなど、各選手の動向には注目が集まっている。
そんななか、かねてからストライカーの補強に動くとされているレアル・マドリードには、ここ数日間で、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン獲得の噂が度々浮上しており、このことについてアンチェロッティ監督は「来シーズンがどうなるか、皆さんは非常に興味を持っていると思うが、チームの将来について話すつもりはない。ケインは素晴らしい選手だが、彼はトッテナムに所属しており、私たちは彼と彼のクラブを尊重しなければならない」と語るにとどめた。
また、アンチェロッティ監督はクラブとの現行契約が今シーズン限りとなっているセバージョスとナチョについても言及し、「2人とも、私たちの考えをよく理解しているし、シーズン終了を待って決断しようとしている。すべては彼らの手の中にある」と選手自身に去就の決定権があると説明。また、2選手の出場機会が限られていることについては「もちろん、彼らが不満に思うのも無理はない。しかし、この監督という仕事は、すべての人を幸せにすることはできない。中には、ほとんどプレーしていない選手もいるし、非常に申し訳なく思っている」と複雑な想いを明かした。