金子恵美「国会議員よりも市議会議員のほうが楽しい」その理由とは!?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。6月1日(木)の放送では、元衆議院議員の金子恵美(かねこ・めぐみ)さんをゲストに迎え、お送りしました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、金子恵美さん

◆政界を目指したのは父親の影響!?

金子さんは、2007年に新潟市議会議員選挙で初当選。2012年には衆議院議員総選挙に当選し国政に携わりましたが、2017年に政界を引退。現在はコメンテーターなど、より多くの人に政治に興味を持ってもらうべく活動の場を広げています。

そんな金子さんが政治家を志したきっかけは、村長をしていた父親の影響だと言います。「父が初めて村長選に出たのが、私が3歳のときで、それ以来“村長が私の父親”みたいな感覚があり、しかも、選挙も4年に1度あったので、私もいずれ選挙に出るものだと思っていたんです」と語ります。

ただ、幼少期は引っ込み思案で話もうまくできなかったため、周りの人は金子さんが政治家志望だとはまったく思っていなかったと言います。

ここで、れなちが「学生時代から政治の勉強をしていたんですか?」と質問。これに「政治の勉強って、特別何かをするわけではないんですよ」と金子さん。実際、大学生時代は“演劇”を専攻し、政治とはかけ離れたところにいたそう。そんななか、父親から「(選挙に出るなら)民間企業で経験を積むべきだ」とアドバイスされ、就職。その後、社会経験を経たうえで政治の道へと進みます。

◆国会議員よりも市議会議員時代が楽しかった!?

金子さんは、市議会議員、県議会議員を経て国会議員となりましたが、そこで「地方の政治と国会は別だと感じた」と言います。というのも、「実は(地方政治と国政は)それぞれ役割分担があって、教育や保育などは地域によって事情が違うので、そうした身近なテーマは地方でおこない、国会は立法府、つまりルールを作るところなので、安全保障やエネルギーの問題など大きなテーマを扱ったほうがいいんですけど、それが意外とうまく分けられていない」と持論を述べます。

ここでれなちから「市議会議員と県議会議員と国会議員、どこで仕事をしていた時期が一番楽しかったですか?」と質問が飛ぶと、金子さんは「すごく鋭い質問ですね」とびっくりしながら、「国会議員時代に応援していただいた方もたくさんいるので、非常に言いにくいのですが……私は市議会議員ですね」と回答。

その理由として、「(村長である)父の背中を見ていたので、もともと“地方行政をやりたかった”ということもありますし、例えば『ガードレールを作ってください』『歩道を整備してください』と言えばすぐにできるので、目に見える成果があって達成感もあるし、地域の方々も成果がわかるのでお互いにハッピーなんです」と明かします。

一方、国会議員では、一つひとつの細かい成果を見せるのは難しく「“政治家は何をやっているの?”っていうふうに映ってしまう」と嘆きます。

◆政治家の存在を逆説的に提示

金子さんは先日、新刊「もしも日本から政治家がいなくなったら」(内外出版社)を発売。この本を書くきっかけが、まさに「政治家は何をやっているの?」という思いからでした。

約10年間に及ぶ議員時代は、国家のため、国民のために汗水を流してきましたが、議員を辞し、国民の1人として今の政治を見てみると、やっていることの成果が見えないことが多かったそう。

さらに、ママ友との会話のなかでも「政治家って悪い人しかいない」「別に誰がやってもいい」という言葉が散見し、とても残念に思っていたところ、どこからか「政治家なんかいらない」という声を耳にしたと振り返ります。

そのときに「本当に政治家がいなくなったら日本の社会はどうなるのか、それを知ってもらうことで、逆説的に“政治家はなくてはならない存在なんだ”と思ってもらえれば。“政治家とは何か”をわかりやすく、政治に関心のない方に伝えたいと思って書きました」と語っていました。

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/