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5月5日(金・祝)に、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生。石川県珠洲(すず)市で震度6強、能登(のと)町で震度5強を観測しました。
この地震について、佐竹教授は「数年前から地震活動が活発化し、非常に多くの揺れが観測されているところではあったのですが、これまでの最大(マグニチュード)は5.4ぐらいだったんです。しかし、今回は6.5ということで、何か状況が変わったのかなという気がします」と分析。マグニチュードの数値が“1”違うと、エネルギーは約30倍も違うと言われています。
また、この地震に警戒する期間については、「本震の後に余震が起きて、段々と収まっていくのが通常の地震ですが、この地震に関しては、以前からずっと同じ震源地で地震が起きているので、通常の地震のようには減っていかない可能性が高いです。ですので、通常は1週間ぐらい気をつけるところ、今回はそれ以上に長くなる可能性があると思います」と注意を促します。
5月11日(木)には、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生。千葉県木更津市で震度5強を観測したほか、震度4を東京23区や横浜市などで観測しました。千葉県で震度5強以上の地震が起きるのは11年ぶりです。
この地震については、「関東地方はもともと地震が多いところです。その理由は、東側から太平洋プレート、南側からフィリピン海プレートが入り組んでおり、今回の地震は南から沈み込んでいるフィリピン海プレートのなかで起きた地震です。大体マグニチュード5クラスの地震は、同じ場所で数年に1回は起きています」と解説します。
なお、石川県では、地震で被災した方を支援するための義援金を受け付けています。詳しくは、石川県の公式Webサイトに開設されている「地震に関する情報のページ」からご確認ください。義援金の受付は9月29日(金)までです。
<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/