長野のオーナーが駆る車載クレーン車・りおんまるは、いわく「関西でも、みちのくでもなく、関東風を意識しました」という美麗車。名工・石倉板金がこしらえた大型鏡面パーツ群と、えかきやによる塗装&ペイントの競演が見どころだ。
キャブパーツの目玉は、見る者の驚嘆を誘う舟型バンパーだ。
「引き出しの多い石倉板金さんならでは」と絶賛するそれは、鏡面(800番)の美しさ&精悍なフォルムは言うに及ばす、角型サイドスリット、ファインコンドル用ヘッドライトを収めたホールのルーバー風アレンジなど、ディテールメイクの秀逸さも目を引く。
また、キャブトップに装着した平型バイザーは、前面を彩るクラブ名入りのアンドンが迫力。前方への張り出し量も◎なミラーステーとのバランス具合も上々だ。そのほか、随所に光るメッキパネル陣も、ハイセンスなビジュアルを好アピールする。
一方の荷台回りは、バスフェンダーを介して流れる2段サイドバンパーや、大人気キャラクターを描いたリアゲートのモノトーン調ペイントなど、職人の粋とセンスが光るポイントを多数用意する。今後さらなる進化を遂げる予定だ。
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写真:原 幸信 文:CAT菱川
カミオン2014年4月号をもとに再構成