元プロ野球選手のアレックス・ラミレス氏が16日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』に出演。動画「【問題提起】〇〇により信頼を失う可能性⁉︎ バウアーが直面する重大な問題をラミレスが分析! 実力は15勝太鼓判もその達成に必要な事とは?【プロ野球分析】」内で、今シーズンからDeNAに加入したトレバー・バウアーに対して心配していることを語った。

アレックス・ラミレス氏

メジャーリーグでサイ・ヤング賞を獲得したこともある“大物助っ人”として注目を集めるバウアー。その実力について、ラミレス氏も「少なくとも10勝はするだろうし、それ以下は考えづらいよね。ケガさえなければ、少なくとも10勝。そして15勝はできるよ」と太鼓判を押す。

しかし、その一方で、「彼はかなりYouTubeに力を入れていて、それを世界中に向けて発信したいという気持ちが伝わるね。決して悪いことではないと思う」と前置きしながら、「1つだけ懸念しているのは、他のチームメイトがどう思うかだね」と指摘。

さらに、「クローザーの山崎康晃投手のツイートが話題になった。あまりこの問題には触れたくないけれど、山崎康晃投手が言ったことも一理ある」と例示した上で、「バウアー投手は色々なものを撮影し投稿しているから、選手たちは驚いたかもしれないね。選手たちには(100%)野球に集中してもらいたいけれど、少なくとも80%は野球、20%はプライベートやその他という風にすべきだ」と持論を述べる。

続けて、「ただバウアー投手のYouTubeを観ると、もちろん彼がいつもカメラを回しているわけではないが、かなりの時間を使って、色々なものを撮影しているよね」と確認しつつ、「そうなると彼が80%を野球に集中しているかというと少し疑問だよね。もしかしたら50%、もしくはそれ以下かもしれないね。彼は野球以外のことをたくさんやっている。だからバウアー投手と首脳陣、チームメイトとの信頼関係が少し心配」とおもんぱかる。

また、「メジャーで大活躍して、サイ・ヤング賞まで受賞した素晴らしい選手が日本へ来て、野球よりもYouTubeに専念しているとなるとどうなんだろうか?」「もちろん彼は野球が好きで、たくさん登板したいだろうし、勝者のメンタリティーを持っているよ。(でも)今は1勝1敗(※動画投稿時点)だが、もし負けが込んでくると、どのようなリアクションをするだろうか?」と問いかけ。

そして、バウアー加入のポジティブな要素について改めて触れながら、「僕は彼と首脳陣、チームメイトとの関係性に少し懸念を感じるよ。もちろん彼が評判通りの活躍をしてくれれば全く問題ないだろう。もう少し彼がYouTubeより野球に集中してくれれば、ファンの方々も喜ぶんじゃないかな」と語っていた。