日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00~)では、ヒューマンビートボックスで世界を熱狂させているRofuと、札幌の自宅から中継をつなぐ。

  • マツコ・デラックス(左)とRofu=日本テレビ提供

楽器を一切必要とせず人間の口のみで音楽を表現するヒューマンビートボックス。2021年にポーランドのワルシャワで開催されたヒューマンビートボックスの世界大会グランド・ビートボックス・バトル2021(通称・GBB)では、配信を含め世界中で1億回以上視聴された。

世界王者など各国の強者たちが集うこの大会で会場を最も熱狂させたのが、黒のタンクトップにサングラス姿のFugaと繊細なテクニックと重低音のビートが特徴のHIROからなる日本人タッグチームRofu。スキルが重視されていたビートボックス界で、笑いとパフォーマンスを組み込んだ新たなスタイルで会場を虜にし、世界3位という記録を残した。過去のGBB大会の優勝者や各国の王者たちも「めっちゃ面白い! 最高のパフォーマンス!」と評価している。

札幌を活動拠点としているRofuが中継開始早々『マツコ会議』だけの特別バージョンのパフォーマンスを披露。世界大会で会場を沸かせているRofuのステージを見たマツコ・デラックスは「エンタテイメントとして(会場を)沸かせるような手法をとっている日本人が多い」と、日本人と海外の人とのパフォーマンスの違いについて分析。Rofuは「日本らしさで戦おうというのがビートボックスシーンに落とし込まれ個性を大事にしていると思う」と、ステージに立ちながら感じているという。

さらに、マツコは「ビートボックスの世界だけは日本人の方がヤベェって思われているんじゃないか」と想像し、Rofuを筆頭に、いま若い日本人のヒューマンビートボクサーが世界で活躍していることに、「若い子たちの出てきやすい環境はRofuが作った気がすんのよ」と語る。

そんなRofuの自由なパフォーマンスが生まれた背景には、ニューヨークでの武者修行にもあるという。実力を身につけるためにニューヨークの地下鉄ホームで1カ月間パフォーマンスライブをして生活していたというが、そこで「死にかける体験をした」と話すFuga。それを聞いたマツコは「まずニューヨークで1カ月(路上でパフォーマンスするだけでも)、嫌じゃん? やっぱおかしいのよこの人たち」と驚く。

さらに、Rofuが「ビートボックスを始めるきっかけになった」と語る、日本のヒューマンビートボックス界の礎を担った大人気YouTuberのHIKAKINもVTRで登場。HIKAKINが語るRofuの魅力とは。