富山県はこのほど、地域・文化、環境循環、ウェルビーイングなど、さまざまな切り口から"美味しい"について考える「富富富(ふふふ)」座談会を開催した。

  • 富山県が「富富富」座談会を開催

同県は、富山のブランド米「富富富」の活動として、米を通して"サスティナビリティ"について考える取り組みを行っており、今回の座談会はその一環となる。

座談会は、予防医学者でウェルビーイング分野で活躍する石川善樹氏、地域プロデューサーの林口砂里氏、立教大学社会学部教授で環境教育・ESDの専門家の阿部治氏、5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵氏と異なる分野の専門家に加え、さまざまな地域で食をテーマとした取り組みを手掛けるプランナーの田井中慎氏をファシリテーターに開催された。

「富富富の魅力と可能性」について質問された澁谷氏は、「富富富が面白いのは、いつでもどこでも毎日いて欲しいお米という味わい。一粒一粒がしっかりと立っているんだけれども味が濃すぎないし、おかず乗せた時もご飯の味も楽しめて、おかずも引き立ててくれる。日常使いで、いつでもどこでもそばにいて欲しいってお米は実はあんまりなかった」との印象を話した。

  • 富山のブランド米「富富富」

この他、「米と地域」「米とデザイン」「お米と環境循環」「お米とウェルビーイング」など、「"食べて美味しいだけでなく、社会にとって美味しい"とはどんなお米だろう?」という問いについて、あらゆる角度からディスカッションが行われた。座談会の模様は、動画(YouTube)とレポート記事(note)にて閲覧できる。