エン・ジャパンは3月28日、「転職すべき人・現職にとどまるべき人」に関する調査結果を発表した。調査は3月7~13日、「ミドルの転職」を利用する全国の人材紹介サービスの転職コンサルタント126人を対象に、インターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「面談を行なった方のうち、転職せずに現職にとどまるべきと思う方は全体の何割ほどですか」と聞くと、「3割以上」(54%)だった。2019年と比べると、4ポイントアップしている。

  • 面談を行なった方のうち、転職せずに現職にとどまるべきと思う方は全体の何割ほどですか

次に、「『現職にとどまるべき』と思う理由は何ですか」と尋ねると、「本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある」(75%)が最も多く、次いで「現職企業の待遇が良く、現職以上の待遇での転職が難しい」(52%)、「キャリアアップできない理由を会社にあると思っている」(43%)と続いた。

  • 「現職にとどまるべき」と思う理由は何ですか

そして、「『転職すべき』と思う理由はどのようなものですか」と聞いたところ、「今後やりたいことと、転職理由に整合性がある」(69%)、「現職企業では、本人の希望が絶対に叶わない」(59%)、「現職企業に将来性がない」(54%)が上位にあがっている。

  • 「転職すべき」と思う理由はどのようなものですか

さらに、「転職成功された方のうち、どのような希望を叶えられた方が多いですか」と尋ねたところ、「年収のアップ」(69%)が最も多かった。次いで「仕事を通じての成長」(50%)、「残業時間の短縮」(38%)と続いている。

  • 転職成功された方のうち、どのような希望を叶えられた方が多いですか

また、「自身で転職の是非を見極めるには、何をすればいいと思いますか」については、「解決したい課題を整理し、解決方法を検討する」(67%)、「キャリアの棚卸しを行ない、キャリアプランを見直す」(63%)、「コンサルタントにキャリア相談を持ちかける」(47%)と続いている。

  • 自身で転職の是非を見極めるには、何をすればいいと思いますか