イタリア代表のメンバーが発表された [写真]=Getty Images

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は17日、EURO2024予選に臨むイタリア代表のメンバー30名を発表した。

 2021年夏に開催されたEURO2020を制して“欧州王者”となったイタリア代表。だが、FIFAワールドカップカタール2022の欧州予選ではグループ2位でフィニッシュし、プレーオフでは準決勝で北マケドニア代表に敗北を喫した。4度のワールドカップ優勝を誇る“アズーリ”は、まさかの2大会連続でW杯出場を逃すという失態を演じていた。

 13大会ぶりのEURO優勝で歓喜に沸いた2021年、W杯出場権を逃して失意に暮れた2022年を終え、イタリア代表の2023年がいよいよ始まる。ロベルト・マンチーニ監督は30名の選手を招集。GKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス)、DFレオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)、MFジョルジーニョ(アーセナル/イングランド)らの“常連組”が順当に選出された。現在負傷中のFWチーロ・インモービレ(ラツィオ)はメンバー外に。また、DFマッテオ・ダルミアン(インテル)は2018年3月以来以来、DFアレッシオ・ロマニョーリ(ラツィオ)は2020年11月以来の代表復帰となった。

 初招集となった選手は3名。GKウラジミロ・ファルコーネ(レッチェ)は27歳にして、世代別代表を除くと初めて“アズーリ”のユニフォームに袖を通す。セリエAで評価を高める23歳のDFアレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ)もトレーニングキャンプ招集歴こそあるものの、今回が初のリスト入り。加えて、アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスからの“ローンプレイヤー”で、2023年に入ってから公式戦9試合の出場で6ゴールと得点を量産している23歳のFWマテオ・レテギ(クルブ・アトレティコ・ティグレ/アルゼンチン)が初招集となった。

 イタリア代表は3月のインターナショナルマッチウィークでEURO2024予選の2試合を消化予定。23日ホームでグループ最大のライバルと目されているイングランド代表と、26日に敵地でマルタ代表と対戦する。

 イタリア代表のメンバー30名は下記の通り。

▼GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ウラジミロ・ファルコーネ(レッチェ)※初招集
アレックス・メレト(ナポリ)
イヴァン・プロヴェデル(ラツィオ)

▼DF
フランチェスコ・アチェルビ(インテル)
レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)
アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ)※初招集
マッテオ・ダルミアン(インテル)
ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)
フェデリコ・ディマルコ(インテル)
アレッシオ・ロマニョーリ(ラツィオ)
ジョルジョ・スカルヴィーニ(アタランタ)
レオナルド・スピナッツォーラ(ローマ)
ラファエウ・トロイ(アタランタ)

▼MF
ニコロ・バレッラ(インテル)
ブライアン・クリスタンテ(ローマ)
ダヴィデ・フラッテージ(サッスオーロ)
ジョルジーニョ(アーセナル/イングランド)
ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
マッテオ・ペッシーナ(モンツァ)
サンドロ・トナーリ(ミラン)
マルコ・ヴェラッティ(パリ・サンジェルマン/フランス)

▼FW
ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)
フェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)
ウィルフリード・ニョント(リーズ/イングランド)
ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク/ドイツ)
シモーネ・パフンディ(ウディネーゼ)
マッテオ・ポリターノ(ナポリ)
マテオ・レテギ(クルブ・アトレティコ・ティグレ/アルゼンチン)※初招集
ジャンルカ・スカマッカ(ウェストハム/イングランド)

【画像】“アズーリ”のメンバー30名