プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が10日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也公式チャンネル】』に出演。「【アーカイブ】WBC開幕! 日本戦振り返り&五十嵐亮太のプールA徹底現地リポート【フルタの方程式LIVE】」内で、9日に開催された「ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)」中国戦に4番で出場した村上宗隆のバッティングについて解説した。
古田敦也氏
初回に先制の押し出し四球を選んだものの、3打数ノーヒットに終わった村上。古田氏は「『大丈夫か?』と言ったら、『大丈夫』と言いたいところなんですけど」としつつ、「一昨日打順変えて結果出して、代わりに入った吉田(正尚)選手も調子良かったんで。強化試合の間にああいうことをして、もしものために色々試していい結果出てたんで、明日ぐらいやってもいいかもしれないですね。明日、左ピッチャーが先発ですし」と提案する。
そして「スタメン予想でもないんだけど……」と前置きした上で、「今、6番でもいいって言ったんだけど、7番に落としました。牧(秀悟）、岡本(和真)を上げて」と打順を予想。「強化試合を見てると、大谷(翔平)が歩かされる可能性が高いんですよ。もちろん村上には期待してるんですけど、今まで背負わせていて、つらいことにもなってるんで……」と説明した。
その後、古田氏は中国戦での村上の三振についても言及。「ど真ん中の抜けたボール。ちょっと大振りなのかな? 本人も首かしげて、悔しそうな顔してましたね」「しっくりきてないんでしょうね。『捉えたつもりなのになんで空振りなの?』って。ちょっとショック受けてる感じでしたね」「スゴい球が来て空振りとか、真ん中から落とされて空振りしたらしょうがないかなってバッターは思うんですけど、ほぼど真ん中くらいでしたからね」と打者心理を解説しつつ、「変な言い方、きれいな空振りしてしまった」と表現する。
さらに、テレビ朝日・寺川俊平アナウンサーからの「メンタル面も関係してるものなんですか?」という問いには、「彼が今そうなってるか分からないけど、ホームランバッターってスタンド見ながら打っちゃうんですよ」「でも本当は、ホームランを打つ力のある人はここ(手元)だけ見てればいいんですよ、当たれば飛ぶんですから」と持論を述べていた。
