MBSドラマ特区枠で放送される新ドラマ『バツイチがモテるなんて聞いてません』(2月23日スタート、毎週木曜24:59~)で主演を務める女優の高梨臨にインタビュー。年下男子とのラブストーリーに不安もあったという高梨だが、胸キュンシーンを楽しみながら撮影に挑んでいるという。「今は本当に楽しい」と語る女優業への思い、そして、「私の心のメンター」と表現する夫で元サッカー日本代表の槙野智章との夫婦関係についても話を聞いた。

  • 高梨臨 撮影:蔦野裕

累計100万DLを突破している同名漫画(亀奈ゆう/COMIC ROOM)を原作とするこのドラマは、夫の不倫が原因で35歳にしてバツイチになった主人公・小野和葉(高梨)とイケメン新入社員・満井絢斗(綱啓永)による年の差ラブストーリー。

オファーを受けたとき、高梨は「この役、私がやっていいのだろうか」と思ったという。

「もういい年齢だし結婚もしているし、『バツイチの役をやって若い男性にモテてウキウキしてバカじゃないの?』と思われたら嫌だなと思ったし、そういう風に言う人もいるだろうなと思いました」

それでも、主人公・和葉のように一歩踏み出してみようと思い、出演を決意した。

「和葉もストーリーの中で、この年齢だからってあきらめるのではなく、一歩踏み出したら違う世界が見えるかもしれないという気持ちで飛び込んでいくのを見て、私も挑戦してみようと。今は若いイケメンにモテて楽しいです(笑)」

和葉は結婚5年で離婚。高梨自身も今月9日に結婚5周年を迎えており、和葉がバツイチになるところまでは状況が似ていて気持ちを理解しやすかったという。

「結婚してある程度経ち、信頼関係も築けていてうまくいっていると和葉は思っていて、そういう意味では似ています。それが和葉のように急に崩れて、相手が若い子と不倫して離婚したのに自分も若い子をつかまえて浮かれているのは自分としても恥ずかしいし、『何浮かれてるの自分!』って思うので、自分が抱いたそのままの感情で演じています」

年下男子とのラブストーリーに不安な気持ちもあったという高梨だが、実際に撮影を始めると「これはキュンとする!」とすっかり楽しんでいる様子。

「私自身、引っ張ってくれる人のほうが好きなので、20歳くらいの子と恋愛するという発想が今までなく、ときめけるのかなと思っていましたが、十分ときめきました(笑)。告白されるシーンなどを撮っていくうちに、『これはかわいい! ありかも!』って34歳にして発見しました」

そして、「キュンキュンするシーンもたくさんあり、純粋にラブコメとして楽しんでいただけると思いますし、私がこのドラマをやってみようと思ったように、恋愛に限らず一歩踏み出してみようと思うきっかけになる作品になってくれたられしいです」と本作に魅力を語った。