昨年TVアニメ『リコリス・リコイル』OPテーマとして話題を集めた「ALIVE」が、完全生産限定盤となって新たにリリース。昨年リリースされたシングルに収録された「ALIVE」「ループ」「忘れてもいいよ」「ALIVE -TV MIX-」に加え、「ALIVE LycoReco Version」「ALIVE - From THE FIRST TAKE」と「ALIVE」の全バージョンを収録。ジャケットは描き下ろしのLPサイズで、ポスターも同梱されるなど特別仕様のプレミアムな1枚。ClariSにとって「ALIVE」は特別な曲だと話す二人。後半は『リコリコ』の最終回で流れた「ALIVE LycoReco Version」について、5月に開催される『ClariS SPRING LIVE 2023 〜Neo Sparkle〜』について聞いた。(後編/全2回)
【前編】『リコリコ』ファン必見!完全生産限定盤『ALIVE』をClariSに聞く!
■戦闘シーンのドキドキもありながら、泣きそうになってしまった
――『リコリコ』で、特に印象に残っているシーンはありますか?
クララ:最終回の戦闘シーンで、「ALIVE」をバックに流れる中で戦うシーンは、クライマックス感があってドキドキしました。
カレン:千束が今までのことを回想するところで、曲が流れ始めるんです。とてもドラマチックで、「ここで流れるんだ!」と思って、胸がキュッとなりました。
――今回の完全生産限定盤には、最終回に流れたその「ALIVE LycoReco Version」も収録されています。
カレン:どのシーンで流れるか、事務所の方は知っていたんですけど、私たちから「言わないでください!」とお願いして、放送までずっと楽しみにしていたんです。
クララ:バックのサウンドが変わるだけでこれほど壮大になって、より感情が伝わってくるものになるのかと驚きました。それに、どんどん千束とたきなの気持ちにシンクロしていく感覚があって、戦闘シーンのドキドキもありながら、どこか泣きそうになってしまう気持ちもあってすごく感動しました。
カレン:TVサイズは1コーラスだけ使用されていて、それも今作に収録されているんですけど、「ALIVE LycoReco Version」は、Dメロを除いて2番まで全部流れるんです。「ALIVE」は1曲を通してアニメの世界観を表しているので、「最後の最後に全部つながる」じゃないけど、楽曲をまるごと楽しんでいただける展開で、私も感動しつつ気持ちが高ぶってしまい、この気持ちのままみんなの前で「ALIVE」を届けたいと、いてもたってもいられない気持ちでした。でも、1つに曲でいろんな歌い方やアレンジに挑戦させていただいて、「ALIVE」には、私たち自身もすごく成長させてもらったという気持ちです。
■「ALIVE」には、どんな新しいコールが生まれるのか?
――昨年の冬のコンサートのアンコールで「ALIVE」を歌った時は、まだ声出し禁止でしたが、イントロが流れた瞬間に思わず歓声が漏れ聞こえましたね。
カレン:本当はすごく盛り上がりたいのに我慢している雰囲気が、客席から伝わってきました。これが声出しOKのライブで私たちと同じ熱を会場全体で感じたら、どうなっちゃうんだろうって。「ALIVE」を歌う楽しみは、まだまだ残っています。
クララ:私たちのライブでは、コロナ禍前はコールをかけていただくことが多かったので、「ALIVE」にも、新しいコールが生まれるんだろうなとワクワクしています。
■何が上位に入るのか「ファン投票企画」を初開催
――5月6日と7日には、東京・Zepp Hanedaで「ClariS SPRING LIVE 2023 〜Neo Sparkle〜」を開催します。
クララ:久しぶりのライブハウスでの公演になります。ストーリー性のある内容やショーのような魅せ方を重視したコンサートとは異なり、ライブは盛り上がることを前提にライブ感を感じさせるものにしたいと思って、セットリストを考えています。
カレン:ライブは会場のみんなと一緒に作り上げるものだと思っているので、今「ファン投票企画」(応募締め切り:2月末日)を開催しています。シングル表題曲を除いたカップリングとアルバムに収録のオリジナル曲だけでランキングを作り、上位5曲を披露するコーナーをセットリストに設けるという趣向です。
――どの曲が上位に来そうか、予想を教えてください。
クララ:コンセプトミニアルバム『SPRING TRACKS -春のうた-』の1曲目に収録している「ひらひら ひらら」という曲がファンの皆さんの間ですごく人気が高くて、春のライブということもあるので上位に入ってくるんじゃないかなと予想しています。
カレン:和つながりで、22枚目のシングル「Fight!!」のカップリング曲「恋待かぐや」も入るんじゃないかな。
クララ:あと、初期の頃のカップリング曲も、結構入って来そうだなと思っています。
カレン:もちろん「ALIVE」を始め、人気のアニメ主題歌もたくさん歌いますので、新しくClariSに興味を持ってくださった方でも楽しめますし、今までも来てくださっている方も、「やっとこの曲がライブで聴ける!」といううれしさも感じていただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください。
■「Neo Sparkle」は、ClariSの探究心と向上心の表れ
――「Neo Sparkle」というタイトルには、どんな気持ちを込めましたか?
クララ:昨年は「ALIVE」や「Masquerade」など新たな挑戦をたくさんして来ました。でも、これで終わりじゃない。もっと先へと進んでいきたいという私たちの気持ちを込めました。
カレン:「Neo Sparkle」は、「新しいきらめきや輝き」といった意味になります。それをもっと発見して行きたいという、私たちの探究心の表れでもありますが、ClariSとして”もっと上を目指したい”という向上心も込められています。この先もきっと新しい出会いが、たくさんあるんじゃないかと思って楽しみにしています。
■キャストの皆さんの前で「ALIVE」をお届けできるのが楽しみ
――Zepp Hanedaに行ったことはありますか?
カレン:初めてです。
クララ:羽田空港からすぐなんですよね? 空港からその流れで会場入りできるのは便利でありがたいです(笑)。
――会場の前に「足湯スカイデッキ」というところがあって。
クララ:すごいですね。
カレン:ライブ前に入りに行こうか(笑)!
――また、2月11日にすみだトリニティーホール大ホールで開催される、『喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ!Tomorrow is another day』で、キャスト陣と共に出演します。
クララ:もちろん「ALIVE」を歌うのですが、キャストの皆さんの前で『リコリコ』の世界観と共に「ALIVE」をお届けできるのが楽しみです。
――千束役の安済智佳さんやたきな役の若山詩音さんなどキャストの方とお会いしたことは?
クララ:インターネットで配信している『リコリコラジオ』にゲスト出演させていただいた時に、安済さん、若山さんとお話をさせていただいた機会がありました。昨年末の冬のコンサートには、若山さんが観に来てくださって。
カレン:お二人以外のキャストの皆さんとは初めましてなので、お会いできるのが今からすごく楽しみです。
■バレンタインは、事務所の皆さんに配って一緒に食べるのが恒例
――そしてその翌日、12日には『オダイバ!!超次元音楽祭 -ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2023-』に出演します。ちなみにバレンタインデーは、毎年作ったりしているのですか?
カレン:毎年自分たちが食べたいお菓子を作って、事務所のスタッフの皆さんに配って一緒に食べるのが恒例です。
クララ:ここ何年かは、「これが食べたい」とお互いにリクエストして作り合っています。
――今年は何を作る予定ですか?
カレン:何がいいと思いますか? チョコレート味なら何でもいいので。
――カヌレとか?
クララ:チョコレートがかかったカヌレもありますもんね。でもすごく難しそうじゃない?
カレン:聞いておいて何ですが、カヌレはハードルが高いのでやめておきます(笑)。
クララ:何を作ったか、答えはSNSで確認してください(笑)。