福山雅治 上司に叱られた時の“上手なかわし方”のポイントとは?
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「福のラジオ」。1月28日(土)の放送では、全国の若者のお悩みに福山さんが良き先輩としてアドバイスを送る「ねぇ、聞いて!まさはっさん」のコーナーをお届けしました。

福山雅治

福岡県にお住まいのしもしもさん(24歳・大学生)は、就職の内定をもらい、4月から私立高校の常勤講師としてお仕事をされるそうです。中学生時代からの夢でもあったお仕事に就ける喜びとともに、実はひとつ不安なことがあるのだそうです。

「それは、上司や先輩から𠮟られたときの態度や、持ち直し方です。私は、この力がないなと痛感したことがあります。それは、大学で行事の運営に携わったときです。全体作業の中で、自分が担当した作業にミスがあり、委員長からお𠮟りを受けました。厳しい言葉で高圧的に𠮟られたため、完全に委縮しました。

その際に、「何でそうしたの? 私はこのように指示したよね?」と聞かれましたが、 答えられませんでした。そのときは、同期や後輩、別の先輩方がフォローに入ってくれたため、収拾がつきました。このように、(中略)𠮟られると委縮してしまうという弱さがあり、思考が止まってしまいます。どのように克服したら良いでしょうか。ご助言のほどよろしくお願いいたします」

「上手な叱り方のアドバイスはたくさんあるけど、上手な叱られ方のアドバイスはあまりないかもしれませんね」と福山さん。質問形式で詰めるように叱る人に対しては、 “時間を作る”ということがポイントだと福山さんは言います。

「基本的には神妙な顔をしてひたすら相手の話を聞くことですかね。反省している気持ちを伝えるためにも顔の表情は大事ですからね(笑)。で、何も答えないでいると『わかっているのか?』と聞かれるので、そこはもう『はい。わかっています』と。そうすると次にこう聞かれます。『じゃあ何がわかっているか言ってみなさい』と。

そこで、考えのまとまっていないあやふやなことを言うのではなく、こういうふうに返してみるのはいかがでしょうか。『おっしゃられていることをより深く理解するために、きちんと自分で分析したいので、少しお時間をいただけますでしょうか。申し訳ありません』と。要は、時間を作るということです」

時間を作るということは、𠮟られると委縮してしまって考えが止まってしまうタイプならなおさら、叱る人への最善な返答をするという意味でも、その場の空気をいったんクールダウンさせるという意味でも、有効かもしれません。

「ただし――。『わかった。じゃあとりあえず今日はこれから飲みに行こうぜ』っていう流れになったらもう逃げられないので、そのときの対処法はまた考えましょう(笑)」

しもしもさんのように4月から新たな環境で生活が始まるヤングリスナーの皆さんも多くいらっしゃるかと思います。何か不安なことがあれば、頼れる先輩・まさはっさんに相談してみてくださいね。

それでは、次週2月4日(土)の「福のラジオ」をお楽しみに!

<番組概要>

番組名:福山雅治 福のラジオ

放送日時:毎週土曜14:00~14:55

パーソナリティ:福山雅治

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/