JR西日本近畿統括本部は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、昼間時間帯の王寺駅にて、奈良方面へ向かう大和路快速から高田方面へ向かう和歌山線への接続時間を拡大すると発表した。

  • 奈良方面へ向かう大和路快速。221系で運転される

王寺駅は単式ホーム1面(1番のりば)・島式ホーム2面(2・3番のりばと4・5番のりば)の構造となっており、大和路線(関西本線)の列車はおもに1・2・3番のりばを使用(一部列車は4番のりばも使用)、和歌山線の列車はおもに4・5番のりばを使用(大和路線からの直通列車は1番のりばを使用)している。現在、昼間時間帯に運転される和歌山線の列車はすべて王寺駅発着のため、大和路線へ乗り換える場合は階段等を上り下りしてホームを移動する必要がある。

昼間時間帯に運転される大和路快速(大和路線の速達タイプの種別)から和歌山線への乗換えに関して、高田方面から和歌山線と大和路快速で天王寺・大阪方面へ向かう場合、王寺駅で5分以上の接続時間が確保されている。

  • 227系を使用して運転される和歌山線の普通列車

一方、大阪・天王寺方面から大和路快速と和歌山線で高田方面へ向かう場合、とくに平日11~15時台において王寺駅での接続時間が2~3分となっており、1番のりばから4・5番のりばへの移動となるため、急いで乗り換えなければならない状況だった。今回のダイヤ改正でこの状況を改め、大和路快速と和歌山線の接続時間を拡大することとなった。