「ゴドーをむかえに」より。

本日12月5日発売のヤングキングBULL2023年1月号(少年画報社)に、田川とまたの読み切り「ゴドーをむかえに」が掲載されている。

「ゴドーをむかえに」は脚本家を夢見る青年・浦地と、彼の大学からの同期で友人・虎野の物語。浦地は戯曲コンクールで5連敗中と、30歳になっても演劇にフラれっぱなしの芽が出ない日々を過ごしている。そんな浦地にとって虎野は、唯一弱音を吐くことができる相手。虎野は浦地の背中を押し続けていたが、そんな彼の人生も順風満帆ではなく……。なお同作は12月26日に発売される「染色体 田川とまた短編集」にも収録される。

そのほか今号には、佐藤啓「Killing Restaurant~最高のおもてなし~」、中原開平「酔っ払いが帰らない」という2本の読み切りも。「Killing Restaurant~最高のおもてなし~」は地雷店の晒し上げで人気を博している辛口グルメライター・屑重が主人公のグルメコメディで、彼が郊外の寂れたイタリアンレストランを訪れたことから物語が展開される。一方の「酔っ払いが帰らない」は、男子高校生の健介がアルバイトする居酒屋の常連客・陽子を描く“泥酔系お姉さんコメディ”だ。